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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百九話 川口ヨシキ その5
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とりあえず、主犯格を止めるのには成功したぞ...!」
川口ヨシキが地面にうつ向けに倒れている桜原カエデを見下ろしている。
「この人、警察官の制服を着てませんね、いったい誰ですか?」
「この世界で起きている全ての断罪王現象の黒幕さ...」
「この人のせいで、僕は断罪者になってしまって人をたくさん殺してしまったんですね...!僕が殺されそうになったのもこのひとのせい...!」
「そうなっちまうな...!」
「それで、これから、この人、どうするんですか?」
「日本リンクマスター協会の地下に監禁する」
奈良見が俺の言葉に異を唱える。
「でも、今の状態でも一時的に弱体化させただけなんですよねぇ、それなら、監禁中に全盛期の力を取り戻してしまうのでは?」
「それは、心配ない、コイツの肉体のほとんどは狂撃波動で構成されている、だから、毎日、狂撃刀の狂撃波動で弱体化し続ければ、動きを止めるぐらいはできるのさ」
俺の携帯に日本リンクマスター協会会長から、日本各地の警察所で、各地方代表のリンクマスターの指示と、その部下たちの働きにより、桜原カエデの放った狂撃波動が仕込まれた例の書き込みを見て、断罪者および断罪者予備群と化してしまったネットユーザーの浄化が完了したとの連絡が入った。
そして、俺は奈良見、新田、川口ヨシキにそれを告げた。
3人が満面の笑みを浮かべ、喜び始める。
周りでそれを聞いていた警察官達からも一斉に歓声が沸く。
警察所に到着した救急車から出てきた救急隊員達が担架に気絶した元断罪者たちを乗せて、救急車に向かっていく。
その中で唯一、気絶状態の桜原カエデだけは、全身に拘束着を着させられて、日本リンクマスター協会の職員が運転する黒いワゴンに乗せられていた。
自身の弟の仇である桜原カエデに一泡吹かせたことがよっぽどうれしいのか、新田みくは勤務中にも関わらず、俺や周りの警察官たちに宴会の開催を提案し始める。
「すまんな、新田、俺にはまだ仕事が残ってるんでな」
俺は警察所を出ていく、奈良見はなぜか、新田と共にバカ騒ぎをしている。
後ろから依頼人の川口ヨシキが走ってくる。
俺は歩くのをやめて、後ろを振り返る。
「なんだ、ヨシキお前も宴会に出なくていいのか?」
「僕は、ああいうのはちょっと苦手で...それより、今回は色々、ありがとうございました...!」
「よせよ、俺は自分の仕事をしただけさ。そんなことより、世間の殺人の前科がある元断罪者への風当たりはまだ、強い。でも、お前の罪はお前のせいじゃない、悪いのは全部、お前に狂撃波動を放った桜原カエデだ。だから、お前はもう、胸を張って前に進んでいい、世間からなんと言われようと、お前は前を向いて生きていいんだ!生きてていいんだよ!」
「はい...!石間さん...!」
川口ヨシキが俺に向か
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