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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百八話 川口ヨシキ その4
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いるため、『断罪陣』を書いた人間以外は視覚で感知できないようになっている。
「つーわけで、奈良見ィ、俺、今日はもう、狂撃波動、撃てないから、あとよろしく」
「そ、そんなこと言われても困るんですけど...」
「まぁ、関東地方はこの通り、なんとかなったからな、あとは『アイツ』をなんとかするだけだ」
「『アイツ』を探しに行くのは明日にして、今日はもう休んだほうが...」
「その必要はねぇよ」
俺は奈良見と共に警察署の中に入る。
警察署の中には俺の『断罪陣』で正常な状態に戻り気絶した断罪者達がうつむけに倒れていた。
警察所の奥から女刑事の新田みくが走ってくる。
「石間くん、さっきの青い光はなに?光に包まれた断罪者達が一斉に気絶したんだけど...」「その説明は後だ、とりあえず救急車呼んでくれ。そんで新田喜べ、この警察所の中に『アイツ』がいるぜ」
「どういうこと?」
「俺が『断罪陣』を発動したのは断罪者を正常な状態に戻すと同時に、警察所の中にいる『アイツ』の動きを止めるためだ。奈良見、新田、天井を見ろ」
天井には巨大な黒いシミができていた。
天井にできた巨大な黒いシミには眼球のようなものが大量に付いて、瞬きを繰り返している。
「『アイツ』は今まで、こうやって、俺達を監視していたんだ」
天井に広がる『アイツ』を見て奈良見が嘔吐する、新田も口を手で塞いでいる。
「おええええええええええええええええええッ?そんな、私、今まで一度も気が付かなかった...!」
「奈良見が気が付かなかったのも当然だ、なんせ、この黒いシミは人間の肉眼では感知できない、俺とお前らがこの黒いしみを肉眼で感知できるようになったのは、『アイツ』が俺の発動した『断罪陣』の光を浴びたせいだ」
「ひさしぶりだな、どうだ、動けなくなった気分は?」
俺は天井に広がった『アイツ』に話しかける。
「見事だわ...コウイチ...」
「だろ?この数十年間、俺だってただ、断罪者を狂撃波動で正常な状態に戻してきただけじゃない、お前が狂撃波動をネットに干渉させられるようになったのと同じで、俺だって狂撃波動の応用に鍛錬を積んできたんだ」
天井に広がった黒いシミが地面に落ちて、人の形に変化していく。
人の形になった黒いシミが、長い黒髪が特徴的な美少女に変化していく。
長い黒髪が特徴的な美少女は上半身に黒のセーターを着用し、下半身には黒く長いスカートを履いていた。
「けっ、動きを封じた途端、コレかよ」
「残念だったわね、コウイチ。それと奈良見さんと、新田さん、初めまして、私が『アイツ』いえ、『桜原カエデ』と言ったほうが正しいわね...」
桜原カエデが仕組んだ事件で、弟を失った、新田みくが拳銃の銃口を桜原カエデに向ける。
奈良見ルナがあまりの衝撃に思わず後ずさる。
「桜原カエデ..
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