暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百六話 川口ヨシキ その2
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
口ヨシキを襲った犯人は皆、断罪者だったんだよ!」
「それじゃあ、ほかの二人も?」
「ああ、間違いない、ヨシキを襲った犯人はネットの殺害予告を見て断罪者になってしまった、ヨシキを殺して手に入る5000万円の懸賞金はおそらくブラフだ」
「どうして、主犯格はそこまでするの?」
「そりゃあ、主犯格が俺達に居場所を知られたくないからに決まってるだろ」
「でも、それが事実として、ネットの書き込みを見ただけで、どうして容疑者は断罪者になってしまったの?」
「ネットの殺害予告の書き込みに、川口ヨシキの殺害を暗示する狂撃波動を仕込んだんだろうな」
「そんなことできるの?」
「ああ、できるさ、この世界で唯一『アイツ』にならな!」
「それじゃあ、『アイツ』がネットの書き込みに狂撃波動を仕込んで、書き込みを見た人間すべてを断罪者にして、川口ヨシキを殺害しようとしてるっこと?」
「ああ、そうさ、断罪者が、殺人の前科がある元断罪者を殺す、殺した奴は結局、心神喪失状態にみなされ、死刑にならず、ヨシキのように社会復帰できる。『アイツ』はこの国の法の矛盾を今回の事件を通して世間に訴えたいだけなんだ!それも、『アイツ』にしてみれば、ただの遊び感覚、暇つぶしなんだろうけどな!」
「なるほどね、断罪者が殺人の前科のある断罪者を殺す...この事実と矛盾が世間に広まれば、断罪者に家族を殺された被害者遺族は断罪者に、殺人加害者でありながら社会復帰した元断罪者の殺人を依頼できる、結果的に殺人が成功しても、依頼された断罪者は死刑にはならず、無事に社会復帰できる...これが常習化すれば、社会復帰した元断罪者が次々と被害者遺族に依頼された断罪者によって復讐・殺害されてしまう...!」
「そう、たとえ『断罪者でも人を殺した人間は死ぬべきである』、という勧善懲悪なシナリオを欲している被害者遺族とマスメディアにしてみれば、今回の事件の先に待つ啓蒙と変革は色々と都合がいい、そして、俺達が右往左往する様子と世間の変化を『アイツ』は安全地帯から見下ろして愉悦に浸りたいだけなんだ...」
「問題は、この国に狂撃波動を仕込まれた書き込みを見たネットユーザーが何人いるかということ、書き込みを見たネットユーザーはすべて、川口ヨシキを殺しに来るでしょうね...」
「ああ、でも『アイツ』の放った狂撃波動は、狂撃波動を撃たれた人間のストレスに反応して、撃たれた人間を断罪者にしてしまうトリガーみたいなものだ。狂撃波動を撃たれた人間が強いストレスを感じれば、断罪者になるし、そうでない場合は断罪者にはならない」
「とにかく、川口ヨシキの殺害依頼の書き込みを見たネットーユーザーを特定して、石間君がその全員に狂撃波動を撃って正常な状態に戻さないと、川口ヨシキはいつ断罪者に覚醒したネットユーザー殺されてもおかしくない」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ