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おっちょこちょいのかよちゃん
258 豪華なる晩餐
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つを助けに行ってるりえの友達と同じ方向になるって事だろ?もしかしたらあいつらとも一緒に行動するべきなのかもしれねえな」
「う、うん。りえちゃんの友達にも追いつけるようにするよ!」
 かよ子は杯の所有者の友達との再合流の可能性を考えて目標達成をしようとした。

 レーニンと杉山さとし、二人で一体の戦争主義の世界の長はナポレオンとその妻・ジョゼフィーヌと会食していた。こちらの夕食もまた豪華でステーキや魚など様々な料理があった。
「ところでその少女と少年は結ばれたものの、杖の所有者達がそちらの方角に向かっている筈ですが?」
「ああ、そうだな。だが赤軍の方も捕虜を取られてしまっているからな。簡単には動けん筈だ。それにヴィクトリアの所に支援した者達も撤退するしかできなかったしな」
「あの丸岡修という男の術で取り返せないのですか?」
「一度足立正生と吉村和江という者を取り返した時にはそうしたが、同じ手が二度通用するとは思えん。そこで私はこの少年を取り込んだ時と同じように敵味方問わず様々な能力を吸収して強化を図っているのだ」
「そうですか。ジョゼフィーヌの花の力がお役に立てるとよいのですが」
「ああ、役に立つであろう」
「それなら光栄ですわ」
 ジョゼフィーヌが嬉しく返答した。
「それでは楽しく美味な食事を楽しませて貰った。それでは失礼しよう」
 レーニンはナポレオンの屋敷を出発した。そして杉山は考える。
(西川って奴と佐々木を取り返す必要があるんだったな・・・。さて、どう取引をするのか。それとも別の方法で奪還するというのか・・・?)
「なあ、捕虜になった奴を取り返してえんだろ?」
「そうだ。だが、どうすればよいか検討中なのだ」
「・・・複数で護符を狙えばいいんじゃねえのか?」
「何?」
 レーニンはその同体化している少年の発言に気になった。
「護符の所有者を狙えば取り返せるのか?」
「できるさ。それに確かお前が欲しがっている頭脳を持つ長山って奴もいるぜ」
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