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神々の塔
第二話 冒険の準備その八

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「科学もな」
「技術そしてね」
「学問のや」
 それのというのだ。
「一分野や」
「全部かっていうと」
「ちゃう」
「そうなのよね」
「神仏の力のな」
「一部でしかないのよね」
「それでずっと進歩し続ける」
 リーはこうも言った。
「そんなもんや」
「そやから今の科学技術で語ると」
「未来をな」
「とんだものになるわね」
「そんなんおもろい筈がないしな」
「ためにもよね」
「ならんわ」
 一切というのだ。
「ほんまな」
「その通りなのよね、これが」
「それは政をやってもわかるな」
「技術なんてね」
 科学のそれもと含めてというのだ。
「もう日進月歩で学問もね」
「同じやな」
「昨日の常識がね」
「今日は誤りになってるとかや」
 リーは学者として述べた。
「それこそや」
「普通ね」
「そやからな」 
 それでというのだ。
「今こうしてや」
「言えるのね」
「今の科学の知識で全部は言えん」
「出来る出来ないわ」
「今日は出来んでもや」
 技術的にというのだ。
「明日はわからん」
「そういうことよね」
「しかも今の科学の知識が出鱈目やったら」
 未来の技術を無理だ出来ないと断定する根拠であるそれがというのだ。
「もうや」
「論外よね」
「一言で言える」
 リーは冷たく言い切った。
「勉強せい」
「そうした輩はね」
「誰の役にも立たんもん書いて悦に入る暇あったらや」 
 それで生きる糧を得ていてもというのだ。
「まずや」
「まともな科学の知識を得る為にね」
「今の科学が万能と思ったらや」
「もうその時点でね」
「科学者やない」
「それな、ボームもそんな考えないな」
 芥川は連合きっての科学者でありこの勢力の科学技術の発展に大きく貢献している彼のことを話した。
「全く」
「そうよね、今の科学はあくまでね」
「発展の最中でな」
「完璧やないってね」
「言っててな」
 そうしてというのだ。
「絶え間なくや」
「研究を続けているわね」
「それがホンマモンのや」
「科学者よね」
「そやからあの漫画の道具もや」
 四次元ポケットから出されるそれ等もというのだ。
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