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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
二十三話〜守りの誓い
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一緒に片づけるならあれでも十分だ。ま、タイマンなら戦闘機人とでもやれるだろうよ」
「そっか」


俺は部屋に戻るため、フェイトは捜査の打ち合わせがあるから、と言って別れた。


「無理してんな、あいつも」


スカリエッティに固執しているのは見ていればわかる。
だが、


「あんま根詰めるんじゃねえぞ……」


聞こえていない呟きが廊下に響いた。




side エリオ


「ふぅ………」


訓練後に一息ついたあと、ランスさんに言われたように反省点を探す。


「捌き切れなかったのは体術………それに攻撃の逸らしだ」


ランスさんは連続した刺突によって距離を詰めて体術を交えながら戦う。僕にはそんな芸当はできないが、いろいろと思うところはある。何よりも攻撃の受け流しがうまいランスさんには僕の槍術では手が出ない。だとしたら工夫がいるのだ。


僕の持ち味である速さを生かした工夫が。
あの技を完成させれば、皆を守れる!


「もう少しだけ、付き合って。ストラーダ」
[もちろんです、マスター]


そうして僕は訓練を再開した。




side なのは



「皆揃ったな、それじゃ始めよか」


本局から戻ってきたはやてちゃんから六課の今後についての話がされる。
六課が追うのはあくまでレリック。その延長線上にスカリエッティがいる、と言う形をとるそうだ。


「理想的な形だけど………また無茶してない?」
「後見人さんの了解は取ってるし、問題はないよ」


はやてちゃんは士郎君とランス君を一瞥し、


(あの二人の事をごまかす方がよっぽど大変やからな)


と、念話で伝えてきた。


「とりあえず今はこんなところや。それじゃ解散な」


解散した後、会議室には私と士郎君、ティアナが残った。


「ティアナ、スバルは……?」
「今日の午後には戻るそうですが……」
「そうか……」


怪我をさせたのは自分だからなのか士郎君の声は暗かった……



side スバル


「うん!フレームの方も問題ないね?」


マリーさんの問いかけに少し体を動かして調子を確かめてから返事をする。


「はい!大丈夫です」
「じゃ、あとはマッハキャリバーだけど……」


マッハキャリバーは陳述会で士郎さんの拘束から抜け出そうとしたあたしのIS発動のサポートでダメージを負ってしまったのだ。
そんな事情からかマリーさんの声もトーンが低い。


「ごめんね、マッハキャリバー。あんなことしちゃって……」
[私があなたの力に耐えられなかったからです。ですからあなたに問題はありません]

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