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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
二十三話〜守りの誓い
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俺はエリオと艦内訓練場で打ち合いをしている。理由は………
…………………………………………………………………
「純粋な槍術を鍛えたい?」
エリオが突然そんなことを言い出したのだ。
「はい。僕は今回の事でストラーダの性能に頼って戦っていたことを痛感しました。だから、自分自身を高めたいんです!お願いします!」
「……わかった。先に訓練場に行ってろ。すぐに行く」
「ありがとうございます!」
…………………………………………………………………
そのあとアーチャーのところで木の槍を二振り借り、現在に至る。
「はぁ、はぁ、まだまだ!」
「いいねぇ、そう来てもらえると相手のしてる甲斐があるぜ!」
斬り、払い、突き。その中にフェイントを混ぜたり、同時に体術を繰り出す。一朝一夕で出来ることではないが、姿を見せてやることはできる。その中から何を学ぶか、それはこいつ次第だ。
「はあっ!」
エリオの繰り出した突きを柄で受け、そのまま槍を回してエリオの手から絡め取る。
「ま、参りました………」
「おう、どうだったよ?」
「最後のはあんな使い方は想像もできませんでした………」
「相手が武器使いなら武器を奪っちまえばいい。シグナムやヴィータなんてのはそれで無力化できる。武器使いながら体術をつかえる奴何ざそうそういねえからな」
「それは、そうですが……」
「ったくよ、そんな弱気じゃキャロを守れねえぞ?」
意地の悪い笑みを浮かべて言う。
「なっ!い、いつからそれを……」
「安心しろ、気づいてんのは俺と部隊長とティアナだけだ。ばらしはしねえよ」
赤くなってうつむくエリオ。ま、女のために強くなりてえってのは悪い事じゃねえな。
「じゃ、ちゃんと反省点を次までに見つけておけよ」
そういって訓練場を後にする。そしてのぞいてた人物に声をかけた。
「ったく、ホントにお前は過保護だな」
のぞいていたのはフェイトだ。
「それはランスのせいでしょ?魔法訓練じゃなくて木の槍なんか持っていくんだから……」
「あいつが言い出したことだ。お前に心配かけたくねえんだろうよ。ったく、いい息子じゃねえか」
「ふふ、どうも」
二人で廊下を歩きながら他愛ない話をしていたが、突如真面目な顔でフェイトが質問してくる。
「ランスから見て、エリオはどう?」
「あ?どうって?」
「強くなってるか、ってこと」
強くなってるか、ねぇ………
「確かに呑み込みは早い。だが、まだまだ発想が固いな。応用が利かねえし槍と体術の複合もまだまだだ」
「結構辛口評価だね」
「だが今回の件を仲間と
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