第二章
[8]前話
皆まずはじっくりと寝た、それから交代で有給に入った、私は国内の観光地に旅行に行ってバカンスを満喫した。
そうしてだ、会社に戻った時に同期の娘悠久の間は大好きなゲームとお酒ばかりだったという彼女に話した。
「久し振りの自由を満喫したわ」
「仕事から離れてなのね」
「そうしてきたわ、もう心も体もリフレッシュしたわ」
彼女に満面の笑顔で話した。
「本当にね」
「私もよ、よかったわ」
「そうよね、それで思ったけれど」
大変な仕事が終わって自由を満喫してだ。
「自由って何か縛るものがあってね」
「お仕事なりね」
「そう、自分をそうするものがあってね」
法律やルールや社会的立場も入ると思う、そうしたものがあってだ。
「人間って自由を感じられてね」
「楽しめるのね」
「そうじゃないかしら、だからね」
それでというのだ。
「自由にはそれと全く違うものがあって」
「束縛ね」
「そう、それがあってね」
そのうえでというのだ。
「実感出来て楽しめるものかもね」
「束縛があってなの」
「ええ、今回はお仕事だったけれど」
とんでもなく多くて大変なだ。
「それがあったからこれだけ楽しめたのよ」
「そうなのね」
「そう思ったわ。けれどこんなに忙しいのはね」
そらはだ。
「二度となくていいけれね」
「それはよね」
「ええ、倒れそうになったしね」
正直皆過労でノックアウト寸前だった、だからもう二度とこんな忙しさは御免だと思った。
しかし自由はどういったものがあってこそ実感出来た、そのことはよかったと思った。そしてホワイトで平和に戻った会社でまた働きはじめた。
LA LIBERTE 完
2022・7・31
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