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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
神様って何が偉いの?
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すルビス様!」
良く考えたら、この女の尻ぬぐいの為に冒険しているワケなのだから、こっちが礼を言う必要ってないわよね。

「勇者アルルよ…礼には及びません。どうか大魔王ゾーマを倒し、世界に平和を取り戻してください…私の望みはそれだけです。貴女達なら出来ると信じております。どうか気を付けて………」

何で何時まで経っても上から目線で物を言うんだコイツは!?
自分の役目は終わりと言わんばかりに、魔法でこの場を去ろうとする…
おいおい…そんな勝手な事が許されると思ってんのか!?

「おい、ちょっと待て!」
ほら…私の大好きなパパは、そんな身勝手を許しはしません。
女を誑かしても、女に誑かされないのが私のパパよ!

「………ま、まだ何かあるのですかリュカ?」
「え、何お前…今、ルーラでどっかに行こうとした?1人でどっかに行こうとしましたか?」
しましたね。間違いなくどっか行こうとしましたね!

「え、えぇ…聖なる守りも渡したし、今の私に出来る事はありませんし…聖なる祠へ帰ろうかと…そ、それが何か?」
“それが何か?”じゃねーよ。
何お前一人、楽をしようとしてんだ?

「あ゙、何言ってんだお前…ふざけんな!僕等はこれから危険な敵陣へ乗り込むんだぞ!それなのにお前は安全な場所でのんびり過ごすのか!?」
私のお父さんはなぁ、他人(ひと)に面倒事を丸投げにしても、されるのは大嫌いなんだぞ!

「きゃぁ!」
ルビスはお父さんの怒りに気圧され、奉られていた台座から後ろへ落っこちる。
そしてミニスカから真っ白なおパンツをさらけ出す。

「あ、白だ…」
「え?………きゃぁ!!」
図らずも堪能出来てしまった純白パンツに、思わず反応するマイダーリン。
やっぱり男って、煌びやかな物よりシンプルな白の方が好きなのかな?

(ポカリ!)
「あいた!」
「馬鹿者…見えたとしても見えてない様に振る舞え!」
女の扱いはこの(リュカ)に聞け…そんなキャッチフレーズが頭に過ぎる。

ウルフの要らん一言をキッチリ叱るお父さん。
「す、すんませんでした!」
ウルフも師匠からの説教を実直に受け止め、体育会系の様なノリで詫びましたわ。

「怒鳴ってすまなかった…それと訂正する。母さんに似ていると言ったが全然似てない。僕の母さんはたった1人で魔王の魔力を押さえ付けてたんだ…味方の居ない魔界で1人…安全な所に隠れることなく…自分の命を削ってまで魔王の力を押さえ込んだんだ!」

そしてジェントルメン・リュカは、しなやかな動きでルビスに近付くと、手を差し伸べ優しく抱き起こし、尊敬出来る母マーサの事を語る。
そう…偉大なる聖母マーサ様の事を。

「リュ、リュカ……しかし先程も申しましたが、私は力を失っており皆さんと共に
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