暁 〜小説投稿サイト〜
DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
神様って何が偉いの?
[6/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いので、オッパイ押し付けるのは………」

言うに事欠いて『天空城よこせ!』ってか!?
つーか「『プサン』と『ルパン』じゃ『ン』しか合ってないじゃない…」
しかし私の呟きは届かなかった…

「あーもー使えねーな!お前一体何出来るんだよ!?」
だんだん神様に見えなくなってくるルビス…“お前”って言われてるよ。
お父さんの前では哀れにしか映らない。

「な、何と言われましても…そ、そうですね…今の私は長時間封印されていた影響で力を殆ど失っております。しかし世界を覆う大魔王の力が消え去れば、現状の私にでもマスタードラゴンと連絡を取る事が出来るでしょう…そ、その時に最大級口添えをする………と言う事でどうでしょうか?」

仕事で失敗をやらかし、上司に叱られているOLにしか見えない…
神様なんだから、胸の前で手をモジモジさせて、相手の顔色を伺うな!
可愛らしく見えるのが苛立たしい。

「リュカ殿…もう許してあげましょうよ。ルビス様だって反省しておりますし、口添えのお約束は得たのですから…」
ラン君がルビスちゃんの可愛い仕草に落ちた。
男って奴は…相手がちょっと可愛ければ、何でも許しちまいやがる!

「そうだぜ旦那!あんまし女神様を苛めちゃ可哀想だ…それに旦那のお袋さんに似てるんだろ?親孝行だと思って許してやれって」
「そうですよリュカさん!美女を泣かすのは良くないって言ってたじゃないですか…もうルビス様泣きそうですよ」
何という事でしょう…カンダタはともかく、ウルフまでもがルビスの男受けを狙った仕草にやられてしまいましたわ!

「父さん…みんなもそう言っているんだし、僕もこの世界へ来た事を恨んでません…この辺で許してあげてくださいよ」
お、お兄ちゃんまで…
おい、お前の婆さんにクリソツな女の色香に騙されるんじゃない!

「あ゙…何だお前等………ふぅ…まぁいいか」
どうやらお父さんは飽きたらしく、ルビスを責めるのをやめちゃった…
こっちは全然よくないのに!

「あ、ありがとうリュカ…ありがとうございます皆さん!」
これまた可愛く上目遣いでお礼を言うブリッ子女神。
くっそ〜…顔赤くしてデレついてるんじゃないわよ!



「勇者アルル…これは『聖なる守り』です。これを『聖なる祠』へ持って行き、『太陽の石』と『雨雲の杖』と共に神官に見せれば、魔の島へ渡る為に必要なアイテム『虹の雫』へと換えてくれるでしょう」

男共一人一人(お父さんは除く)に、目を見詰めながらお礼を言い終わると、重要アイテムである『聖なる守り』を取り出し、勇者アルルさんへと手渡すルビス。
『虹の雫』の情報と共に、ゾーマへの道筋を示す。

「あ、ありがとうございます…これがあれば魔の島へ行く事が出来るのですね!?ありがとうございま
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ