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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
神様って何が偉いの?
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界と貴方達の世界とは繋がっておらず、人間の力だけで行き来する事は出来ないんです!我ら神々が力を合わせて、初めて可能になる事象なのです!」

「ふざけんなバカ!そうやって神は人間より上だと思っているから、今回みたいにダッセー結果に陥るんだ!この世界の混乱は全てお前の驕りによるものだ!人間は大切な人の為なら、持てる実力以上の結果を出す事が出来るんだ…創造主のクセに何も知らないんだな!」

まったくだ…
神様とか言われ、人々から無条件で特別扱いをされてるから、人々を見下す結果になるんだわ!
私も気を付けよう…お姫様とか言われて持て囃されてると、周りの見えない馬鹿女になってしまいますわ。

「どうやら貴方の言う通りです…私は奢っていたのですね。リュカ…と申しましたね…ありがとうございますリュカ。私の心を覚ましてくれて…」
まぁ流石は神様ね…自らの非を認め素直に陳謝しますわ。

「マスタードラゴンが貴方を送ってくれた理由(わけ)が解りました。貴方の様な偉大な人物こそが、世界を救い人々に希望の光をもたらすのです」
うん。とってもキレイに纏まって良い感じです。

「知らねーよそんなこと!」
「………は!?」
だけど、そんな事はさせぬとばかりにお父さんが怒り出します。
何ででしょうね…折角キレイに纏まったのに?

「さっきも言ったが、こっちは被害者だぞ!僕にだって生活があり、仕事だってあるんだ…なのに無理矢理こっちに来させられて、勝手に大冒険に巻き込まされて…何が『世界を救い人々に希望の光をもたらす』だ!僕はこれでも一国の王なんだぞ…現役の王様なんだぞ!なのに王様拉致ってどうすんだよ!僕の国はどうなってると思うんだよ!大混乱してたらどうする?誰がそれを償うんだ!?人的・物的被害を誰が補填するんだ!?」

「ほ、補填!?そ、そんな…私は…」
「あぁ、そうだったな…アンタは石にされてただけで、なぁ〜んにも悪くはないのですよねー!」
ちょっとルビスさんに同情してしまいそうな言い方です。

「そ、そんな言い方って…い、いえ…申し訳ございませんでした!私が不甲斐ないばかりに、異世界のリュカさんにまでご迷惑をお掛けして…私に出来る事があれば、可能な限り貴国の損害補填に尽力します!………とは言え、マスタードラゴンがこちらの世界で力を使えない様に、私は貴方の世界では無力です。その事だけはご容赦ください」

「…可能な限り…ねぇ………じゃあさ、口添えしてよ」
「口添え…?」
何を企んでいるのでしょうね?

「うん。帰ったらヒゲメガネに『天空城よこせ!』って言うから、お前は峰不○子みたいに『プサ〜ン?』ってオッパイ押し付けてお強請(ねだり)りしろ!」
「だ、誰ですかその峰○二子って?………そ、それに私は貴方達の世界に行けな
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