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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
神様って何が偉いの?
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い事が解っているのだろうけど、それでもマーサお祖母ちゃんとして話を進めるお父さん。
お兄ちゃんの台詞を遮って喋る。

「だからちげーって、お前のお袋じゃねぇーつってんだろ!そんなババアじゃねぇよバカ!いい加減に気が付けよ!」
ぷふっー!!
私は思わず吹き出した。慌てて後ろを向き、笑った所を見せない様にはしたけれど、我慢出来ずに吹き出しちゃった。

だってだって…
この世界の女神様が、創造主様が…『だからちげーって』とか叫ぶんだもん!
絶妙なタイミングで、最高のツッコミをするんだもん!
おひねり投げようかしら?

「私は、この世界を創造した精霊神ルビスよ!いい加減お前のお袋と間違えるのを止めろバカヤロー!」
うわぁ…
流石に引くわぁ………
自身の偉大さを自慢する奴って………

「心の狭い女だな…」
そんなブチ切れ女神に対し、クスクスと笑いながら侮辱するお父さん。
これで互いの立場が決定したわね。

「こ、心が狭いとは…神に対して何という言いぐさ!少しは弁えたらどうですか!?」
「弁えるのはお前だろバカ女!」
ほら…お父さんが怒鳴りましたわ。

「………!」
逆に怒られて戸惑うルビス…
さっきまでご立腹で怒鳴ってたのに…

「一体どれだけの人間に迷惑をかけていると思っているんだ!?…それを考えたら、僕がちょっとくらいアンタをバカにしたって、金切り声を上げるべきではないだろうに!それが何だ?この世界を創造したのなんのって偉そうに…お前この世界を造った後に、外敵からの侵略に対し何ら対策を講じてないじゃないか!しかもアッサリ封印されて手も足も出なくなってるし…」

「そ、それは…し、仕方ないじゃない…不意を突かれて、どうしようも出来なかったんだもの…」
神様がする言い訳じゃないわね。
相手が大人しくないと強気に出れない女神様って…どうなの?

「そんな程度の奴が、『自分は神だ。皆崇めろ!』と偉そうにするなと言っているんだ!僕がアンタをどう呼ぼうと、サラッと受け流す寛大さを見せてみろってんだ!何より僕は、最大の被害者なんだぞ…アンタとあのヒゲメガネに、無理矢理連れてこられた被害者なんだからな!」
何!?この騒動の原因は、この馬鹿女神とウチの馬鹿竜神の所為なの!?

「ヒゲメガネ?…誰ですかそれは?私が助けを求めたのはマスタードラゴンですよ。ヒゲメガネ…(ひと)違いでは?」
「え!?マスタードラゴン様が今回の件に関わってるんですか?」
お兄ちゃんにもお母さんにも寝耳に水みたい。

「え?…貴方も異世界から訪れた方ですか?おかしいわね…マスタードラゴンは、最も頼りになる男を1人差し向けると言っていたのに…」
「僕を追って自力で来たんだよ」

「そ、そんな…不可能です!本来、この世
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