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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
神様って何が偉いの?
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カ…な、何だか身近な気がするわね…」
そう、それ!お父さんとお母さんの会話こそ、今の私達の言いたい事よ!
似てるのよね!

「よ、予想外でしたわねお父さん…どうしますか、美女ではあるのだし、封印を解いたら口説きますか?ベッドに連れ込みますか?家族を増やしますか!?」
精霊の祠でアスカリーさんから“ルビス様は絶世の美女”と聞いてるお父さんは、絶対に口説き落とす気マンマンで此処にいるはず…いや、此処に来たはずでした。

「………ともかく…封印を解かないとね」
私の質問には答えず、妖精の笛を吹き封印を解くお父さん。
…っつか、曲目が『コンドルは飛んで行く』ってどういう事よ!?

笛を吹き終わると、淡い光が石像を包み込み、色艶を取り戻させる。
完全に石化から解放された美女が、私達の前で瞳を開けニッコリと微笑む。
「あ、貴女がルビス様ですね…わ、私はアルル!表の世界より、大魔王ゾーマを倒すべくアリアハンより参りました。どうかお力添えをお願い致します!」

「よくぞ私の封印を解いてくれました。アリアハンの勇者アルル…私はルビ「やっぱり母さんじゃんか!」
アルルさんの恭しい挨拶…それに神々しく答えるルビス(と思われる女性)…
どちらの空気もぶっ壊すお父さんの声。

「は?…あの…私は…」
困惑するのはルビス(と思われる女性)。
「何だよ…母さんもこっちの世界に来てたんだ。しかも何…石になったりしちゃって?来て早々、ゾーさんに封印されちゃったの?ダッせー!」
完全にマーサお祖母ちゃんだと決めつけ話を進めるお父さん。

「い、いえ…私は貴方の母では…」
目の前のルビス(と思われる女性)は、お父さんの言ってる事が間違ってると言いたいのだが…
「あれぇ?何だか少し若返った?…石化すると若返るのかな?僕もビアンカも10年近く石になってたから、今でも若々しいし!」
完全に無視し話させない。

「あ、あのね…私は貴方の母ではありません」
だろうな!
「あはははは、何言ってるんだよ母さん!?僕が母さんを見間違える訳ないだろ。………あれぇ、でも母さん…オッパイが萎んだかな?アルルとそれほど変わらない…それとも歳か?寄る年波には勝てないか!?」

「な…し、失礼な!!私はそんなに高齢では………ない……………ハズ…………」
お、面白い…マヂで笑えるわ。
多分間違いなく、この女性はルビスで女神なのだろうけど、しがない人間の男一人に振り回されている。
この女神(ルビス)が情けないのか…この(リュカ)が凄いのか…

「あぁそうだ母さん!唯一の男孫に彼女が出来ました!」
「あの…父さん…マーサ様じゃない様な気が…「可愛い孫が幸せになったんだ…喜んであげてよ母さん!」
きっと…いえ、100%マーサお祖母ちゃんでは無
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