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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第五話『天使と悪魔の二重奏』
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みる。」
 光太郎は克美の質問に答え、行動を開始した。
 「そういえば、杏子さんってネットの事情とかにも詳しいけど、普段はどんな仕事をしているんですか?」
 響子は杏子に疑問を投げかける。
 「普段はね、インターネットのブログサイトでの広告収入で生計を立てているの。」
 「すごいですね!」
 杏子からの返答に響子は感激する。
 「私のお父様、ゴルゴムのメンバーだったのは知っているでしょ?それで、どこの会社も雇ってくれなくて、最初は人を選ばないアルバイトで繋いで、20年近く前から人前に出なくていい、個人情報や風景写真さえ載せなかければ、ある程度は特定されにくいこっちで稼ぐことにしたの。最初は大変だったけど、何年か経つ頃には軌道に乗り始めて、ようやくってところよ。」
 杏子は今の生活の経緯を話す。
 「なんでだよ。子供に罪はないだろ。」
 霞のジョーは納得がいかず、口を出す。
 「世の中、例えそうだったとしても、簡単に割り切れるものじゃなかった。僅かな期間でも日本を支配した悪の組織に父親が所属していたって知られれば、関わり合いになりたくないって判断するのは仕方のないことなの。」
 霞のジョーの意見に対して、杏子は事実を伝える。
 「でも、だから杏子さんはすごい強いんですね。」
 響子は杏子の話を聞いて意見を伝える。
 「私は別に強くはないわ。ただ、頼るのが苦手だっただけよ。」
 杏子の言葉には、強い意思が籠もっていた。

 「ここが概要に載っていた場所か。」
 光太郎はあるアパートに着いていた。
 「ここの突き当りの部屋か。」
 光太郎は部屋のインターホンを鳴らす。
 『宅配便ですね。』
 部屋の主と思われる男性の声が聞こえ、光太郎が待っていると、扉を開けて出てきたのはクリオネ怪人人間態であった。
 「なっ!どうしてここに来た、南光太郎!」
 クリオネ怪人人間態は動揺しながら言う。
 「どうして俺の名を?」
 「しまった!こうなれば!」
 クリオネ怪人は自身の動揺によって光太郎の疑念が確信に変わったことを悟り、クリオネ怪人の姿に戻り、光太郎に襲いかかる。
 「やはりネオゴルゴム!目的はなんだ!」
 「金だよ!世の中、活動資金はどんなものでも必要なのさ!」
 光太郎とクリオネ怪人は掴み合いをしながら会話をする。
 「やっていることはただの犯罪行為じゃないか!」
 「馬鹿なやつだ。見抜けないほうが悪いんだよ!おかげでアイツらは都合のいい金蔓になってくれた。」
 お互いが掴んでいた手を離すと、クリオネ怪人は笑いながらリスナーを侮辱する発言をする。
 「いくぞ!変…身!」
 光太郎の変身の掛け声とともに体組織を変化させる変身ベルト、サンライザーが出現し、キングストーンと太陽、2つのハイブリットエネル
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