第14話 妹とバトルです
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「いやった!!やりましたよ皆さん!!」
大喜びする私。
しかし皆はゲームをしていてこっちを見ていませんでした………
………何だか恥ずかしいです。
「ま、まあ約束ですよ優理。これで私は優理の姉です!」
しかし、優理の様子がおかしいです。
うつむいたまま顔を上げません。
「あれ?優理ちゃん?」
エローシュ君もおかしいと思ったのか、優しく声をかけました。
恐る恐る顔を覗き込みます。
すると、
「ふぇ………」
「え?」
「ふえええええええええええええええ!?」
大きな声で泣き始めました。
「ゆ、優理!?」
暫く、優理は泣き止みませんでした………
「ううっ………」
「ごめんなさい、私が大人げ無かったです………」
何とかエローシュ君と一緒になだめて優理も落ち着きを取り戻しましたけど、拗ねてこっちを見てくれません。
「優理………」
「うるさいです………」
う〜ん、やっぱり駄目ですね………
「まさか負けるなんて………これじゃあレイに合わせる顔が………」
「あ〜なるほど………なあ優理ちゃん、ちょっと………」
「何ですか?」
エローシュ君が優理に近づいて何かを話しています。
………何を話してるんだろう?
「………やっぱりか。なら………」
そう言って今度は優理の耳元で話始めるエローシュ君。
「本当ですか?それ………」
「ああ、信じられなかったら俺の言う小説を読んでみな。大体そんな感じになってるから」
「だけど小説とは………」
「男からみたらそうなんだって」
「ううっ………まあ、私は女ですし、信じる事にします………」
小説?何の事でしょうか………?
「キャロ………」
「は、はい!」
いきなり声をかけられて、つい大声出してしまいました………
「私キャロの妹でもいいけどお姉ちゃんとは言わないから………」
「えっ!?あっ、はい、構わないけど………」
いきなりの心変わり。
一体何があったんだろう………?
そうだ、エローシュ君に聞いてみれば………
「エローシュ君」
「エロ、言ったら怒るよ」
「言わないって、それにエロは勘弁」
それじゃあただの変態ですからね。
でもやっぱり秘密ですか………
「まあいいです。これからよろしく優理」
「はい、仲良くしましょう」
何か企んでるようにも感じますけど、気にしない事にしましょう。
「それじゃあ俺達もアイツらのゲームに混ざろうぜ」
「「はい」」
こうして、私が優理のお姉さんになりました。
その後は優理の自己紹介をしてみんなで
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ