暁 〜小説投稿サイト〜
有栖キャロの小学校物語
第14話 妹とバトルです
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「いやった!!やりましたよ皆さん!!」

大喜びする私。

しかし皆はゲームをしていてこっちを見ていませんでした………
………何だか恥ずかしいです。

「ま、まあ約束ですよ優理。これで私は優理の姉です!」

しかし、優理の様子がおかしいです。
うつむいたまま顔を上げません。

「あれ?優理ちゃん?」

エローシュ君もおかしいと思ったのか、優しく声をかけました。
恐る恐る顔を覗き込みます。

すると、

「ふぇ………」

「え?」

「ふえええええええええええええええ!?」

大きな声で泣き始めました。

「ゆ、優理!?」

暫く、優理は泣き止みませんでした………










「ううっ………」

「ごめんなさい、私が大人げ無かったです………」

何とかエローシュ君と一緒になだめて優理も落ち着きを取り戻しましたけど、拗ねてこっちを見てくれません。

「優理………」

「うるさいです………」

う〜ん、やっぱり駄目ですね………

「まさか負けるなんて………これじゃあレイに合わせる顔が………」

「あ〜なるほど………なあ優理ちゃん、ちょっと………」

「何ですか?」

エローシュ君が優理に近づいて何かを話しています。
………何を話してるんだろう?

「………やっぱりか。なら………」

そう言って今度は優理の耳元で話始めるエローシュ君。

「本当ですか?それ………」

「ああ、信じられなかったら俺の言う小説を読んでみな。大体そんな感じになってるから」

「だけど小説とは………」

「男からみたらそうなんだって」

「ううっ………まあ、私は女ですし、信じる事にします………」

小説?何の事でしょうか………?

「キャロ………」

「は、はい!」

いきなり声をかけられて、つい大声出してしまいました………

「私キャロの妹でもいいけどお姉ちゃんとは言わないから………」

「えっ!?あっ、はい、構わないけど………」

いきなりの心変わり。
一体何があったんだろう………?

そうだ、エローシュ君に聞いてみれば………

「エローシュ君」

「エロ、言ったら怒るよ」

「言わないって、それにエロは勘弁」

それじゃあただの変態ですからね。
でもやっぱり秘密ですか………

「まあいいです。これからよろしく優理」

「はい、仲良くしましょう」

何か企んでるようにも感じますけど、気にしない事にしましょう。

「それじゃあ俺達もアイツらのゲームに混ざろうぜ」

「「はい」」

こうして、私が優理のお姉さんになりました。
その後は優理の自己紹介をしてみんなで
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