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有栖キャロの小学校物語
第14話 妹とバトルです
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お兄ちゃんもお姉ちゃん逹も2人が結婚することを望んでいるのですが………
こればかりは簡単に首を突っ込んじゃいけませんね。

「皆さんよろしくお願いします」

優理はちゃんと頭を下げて言います。
うん、礼儀正しく出来てますね。

「新しくって事はキャロの妹になるのかしら?」

「は………」
「いいえ、むしろ私の方がお姉さんです」

はいと言おうとしたら優理が私の言葉を遮り、まさかの自分が姉宣言をしてきました………

「優理?昨日も言いましたけど私がお姉ちゃんですよ?」

「私はそんな事認めてないです」

「で、でもお兄ちゃんが認めたもん!」

「レイは一言もそんな事言ってないよ!」

「でも任せたって言ってたもん!!」

「それはまだ分からない事が多いから気を使ってくれって意味で、姉として面倒を見てくれって事じゃ無いもん!!」

「ちょ、ちょっと2人共………」

「一旦落ち着いて………」

ルーちゃんとエリオ君に言われて一度言い争うのを止めましたが、ここまで優理が頑固だったとは………

「話は聞かせてもらった!!!」

いきなり声がしたと思って玄関の方を見ると仁王立ちしているエローシュ君。
その後ろに佐助君、夏穂ちゃん、真白ちゃんがいました。

「こんな事もあろうかと!!俺が用意したものが役に立つときが来たようだ!!」

そう言ってバックから取り出したのはハリセンとヘルメット。

「新たなたぬき印の商品。『叩いてかぶってじゃんけんポン』これで勝った方が姉って事でどうだ?」

「そんな物どこにでも売ってそうですけど………?」

「甘いな真白ちゃん。これはそんじょそこらの物とは違うんだ!!見よ、このヘルメットとハリセン!!ヘルメットもさながらハリセンも色んな泣き声がなる特注品の物を使ってるこだわり、まさに匠!!」

「これはいい仕事をしている………」

「馬鹿な二人………」

呆れた目で夏穂ちゃんがエローシュ君と佐助君を見てますけど、今の私にとっては願ってもない物です!!

「これで決着を付ければいいだろ」

「はい、ありがとう、エローシュ君」
「私もそれで構わない」

優理の顔を見るとどうやら自信がありそう。
………これは負けられない。

「よし、そうと決まれば始めるか!!」

こうして、ルーちゃんの部屋に遊びに来ている筈なのに、優理と対決することになりました。
負けられない戦いがここにある!!











「それじゃあルール説明な。じゃんけんをして勝った方は負けた相手がヘルメットでガードする前に叩く。シンプルかつ、燃えるゲームだ」

「分かりました。姉として絶対負けません!」

「私こ
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