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おぢばにおかえり
第七十二話 キャンバスライフその四十六

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「じゃあそういうことでな」
「俺達も参拝するな」
「うん、じゃあ僕達も」 
 ここで私はあることに気付いて新一君に言いました。
「新一君って誰にも僕って一人称なのね」
「はい、俺って言うのは抵抗があって」
「それでなの」
「貴様と俺って言うじゃないですか」
「海軍兵学校ね」
「僕はあくまでおみちの人なんで」
 それでというのです。
「それに荒いと思われる口調は避けているんで」
「俺って言わないのね」
「中学時代までは使うこともありましたけれど」 
「そういえば私と会った頃は俺って言ってた?」
「そんな記憶もありますね」
「けれど今はね」
「はい、完全に僕です」
 この一人称で統一しているというのです。
「俺とは言わない様にしています」
「そうしてるのね」
「出来れば将来は私にしたいですね」
「何かそう言うと礼儀正しいわね」
「キン肉マンがそうですから」
「あの漫画?まだやってるのよね」
「息子の代になっても」
 もう二世です、私が生まれる前から続いている凄い漫画で奥華にも好きな人がいたりします。
「続いています」
「そうよね」
「それでキン肉マンもロビンマスクも一人称私ですから」
「ロビンマスクは私も知ってるわ」 
 私もあの漫画を読んだことがあるからです、プロレスには興味がないですが漫画自体は面白いと思いました。
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