第六十一話 合宿がはじまってその一
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第六十一話 合宿がはじまって
一華達は合宿に行く為に大阪の自分達の家がある集合団地から神戸の八条学園に向かった。そこではもうそれぞれの部活の部員達が集まっており。
集合と人員の確認が終わってそれぞれ電車に乗った、電車は団体用の特別列車だった。
その列車に乗ってだった、一華は向かい側の席に座るかな恵に言った。
「この特別列車に乗られるのもね」
「いいよね」
かな恵はにこりと笑って応えた、見れば皆夏の制服姿である。
「合宿って」
「普通の列車もいいけれど」
「こうしたね」
「団体用の列車って滅多に乗れないし」
「こうした時でないとね」
「だからね」
そうした理由でというのだ。
「こうしてね」
「合宿に行くのもね」
「いいわよね」
「本当にね」
「いや、しかもよ」
富美子は笑って話した。
「神戸から呉までね」
「港のあるね」
「そこまで行くことも」
それもというのだ。
「すぐよ」
「そうよね」
一華も笑顔で応えた。
「もうノンストップでね」
「呉までよ」
「行けるのよね」
「それで呉に着いたら」
富美子はそれからのことも話した。
「後はね」
「フェリーでね」
「江田島に行くのよ」
「そうよね」
「それで合宿だけれど」
「この電車での旅もね」
「いいわよね、こうした時ってね」
富美子は明るく笑って話した。
「トランプしたくならない?」
「私持って来たわよ」
留奈が言ってきた、そしてだった。
そのトランプを出してだ、そうして話した。
「皆でする?」
「いいわね、じゃあババ抜きでもね」
一華は留奈にも笑って応えた。
「しよう」
「それじゃあね」
「何かね」
「何か?」
「いや、旅行とか行って」
一華はトランプを配りはじめた留奈に話した。
「こうしてトランプとかしながら」
「電車の中で」
「窓からの景色見るのが醍醐味よね」
「そうよね」
留奈は一華のその言葉に応えた。
「結構この間も楽しめるよね」
「電車にいる間もね」
「それでね」
理虹はお菓子を出して言ってきた。
「お菓子もよ」
「食べるわよね」
「もうね」
理虹はスナック菓子を出しつつさらに言った。
「こうして食べて遊んで」
「そうしながらね」
「目的地に行くのが」
これがというのだ。
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