第74話:ゲオルグとシュミット3佐
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握って身体を離すと,真剣な表情を作って
なのはの顔を見つめた。
「明日,はやてに玉座の間への突入部隊はなのはに指揮させるって上申する。
でも,約束してくれないか?」
「なにを?」
「絶対,ヴィヴィオと2人で無事に帰ってくるって約束してくれ。
じゃないと,俺はなのはが出撃するのを認めない」
「ゲオルグくん・・・」
「なのはだけでも,ヴィヴィオだけでもだめなんだよ。
俺には2人ともが必要なんだ。これからもずっと,なのはとヴィヴィオと
一緒に生きて行きたいんだ。だから,約束してくれ」
「・・・うん。絶対,ヴィヴィオを連れて戻ってくるよ」
「絶対だぞ。もし,なのはが戻ってこなかったら,俺が連れ戻しに行くからな」
俺がそう言うと,なのはは小声で笑った。
「じゃあ,ゲオルグくんに無理させないように絶対帰ってこないとね」
なのははそう言うと,右手の小指を差し出した。
俺はヴィヴィオと一緒に出かける約束をしたときのことを思い出し,
自分の右手の小指をそれに絡める。
「約束だからな」
最後にそう言うと,なのはは綺麗な笑顔で俺に向かって頷いた。
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