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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百四話 木村リエコ その2
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第二百四話 木村リエコ その2

断罪王現象。それは、ある日突然、普通の社会人が社会不適合者になってしまう現象である。
この現象により社会不適合者になってしまった人々を国は『断罪者』と名付けた。

俺と奈良見ルナは常日頃から、近所や職場の人間の服装をした公安のスパイから目には見えないレーザー攻撃や、食料品に毒を仕込まれるなどの被害に遭っていると思い込んでいる依頼人・木村リエコと共に公安のスパイと戦うことになってしまった。
身の安全の確保のために工事用のヘルメットを頭部に装備した俺と奈良見ルナと依頼人は車で木村リエコさんの自宅へと向かう。
ちなみに車は俺の車である。
隣の助手席に座っている奈良見ルナが運転中の俺に話しかけてくる。
「石間さん、今回の依頼人はさすがにヤバいですよ、とっとと狂撃波動を依頼人の頭に撃って事務所に帰りましょうよ」
「依頼人の前でそういうこというな!仮に、今、狂撃波動を木村リエコさんに撃っても、いったいどういう原因で、木村リエコさんがヤバくなったのかの原因を突き止めないと、また同じことが繰り返される」
「石間さんも依頼人の前で言ってんじゃないすか!」
「うるせぇ!木村さん、すいませんね、うちの助手、まだ義務教育課程、修了してないんですよ」
「そ、そうでしたか、若く見える割に、随分と過酷な人生を歩んでこられたんですね...」
「うっせー!とっくに修了しとるわい!」
「きゃあああああああああッ?石間さん、奈良見さん、前を見てください」
対向車線から自動車が走ってくる。
「あの自動車がどうかしましたか?」
「あの自動車、今、私に向かってライトを照射してきましたよね?あれは、絶対に公安のスパイです、どう考えても公安の嫌がらせです」
「そうですね」
俺はあえて、それだけしか言わずに運転を続ける。
木村リエコさんのヤバさに絶望した奈良見ルナが口から呪詛を吐きながら頭部を何度も車の窓にぶつける。
「帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい...」
「奈良見、そんなことしても現実はなんも変わらないぜ...」
木村リエコさんのヤバさに絶望し、呪詛を吐きながら頭部を何度も車の窓にぶつける奈良見ルナを木村リエコさんが心配し始める。
「可哀そうに...きっとさっきの車のライト照射のせいで心を病んでしまったのね...」
「おめぇのせいじゃい!」
「奈良見ィ!落ち着け、まだ仕事中だぞ!」
気が付けば俺の運転する車は木村アキコさんの家の前に着いていた。
「木村さん、ここでいいんですね?」
「はい、先程も説明した通り、この辺には公安のスパイがたくさんいるので気を付けてくださいね...」
木村アキコが自宅のインターホンを押すと、中から木村アキコの母親と思し
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