雪辱編 ウルトラアキレスファイト
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ます、琴乃さん。ところで、その達人って……どんな人なんですか?」
「あぁ、それはだな……んッ!?」
――すると、次の瞬間。夜の東京を照らす月の明かりを遮るように、人間大サイズの異星人が宙を舞って2人の前に現れた。
「あ、あいつはまさかッ……!」
両手に刃を持つその異星人は、姿形こそ全く違うが――先日の戦闘でアキレスを退けた巨人と、全く同じ殺気を纏っている。嵐真も琴乃も、遭遇した瞬間に本能で理解していた。
今目の前にいるこの異星人は、あの時のツルク星人なのだと。
「……! 嵐真、逃げろッ!」
即座に臨戦態勢に入った琴乃は、飛び掛かって来たツルク星人の両手首を掴んで斬撃を阻止する。その揉み合いの中で琴乃は嵐真を逃がそうと必死に叫ぶが、ツルク星人は容易く彼女の拘束から力技で脱出してしまう。
その弾みで琴乃が体勢を崩し、隙が生まれた瞬間。瞬時に立て直したツルク星人は琴乃に向けて両手の刃を激しく振るい、斬撃の嵐を浴びせる。
「うぁあぁッ……!?」
「琴乃さんッ!」
だが、この夜道に血飛沫が上がることはなかった。ツルク星人は敢えてすぐには殺そうとせず、彼女の衣服だけを切り裂いていたのだ。月明かりに照らされた扇情的な下着姿に、嵐真は思わず声を上げる。
安産型の巨尻を地面にぶつけた琴乃は、立ち上がろうにも足腰に力が入らないことに気付く。絶望的な力の差による恐怖には、歴戦の女傑ですら腰を抜かしていたのだ。
「あうッ……!?」
ツルク星人の戯れは、それだけでは終わらない。彼の刃は琴乃の肌を傷付けることなく、白い爆乳を覆っていたブラジャーだけを斬り飛ばしてしまう。
皿に落とされたプリンのように、琴乃の白く豊穣な乳房がどたぷんっと放り出されていた。「先端部」を辛うじて死守している最後の砦まで露わにされ、琴乃の精神は羞恥と恐怖に翻弄される。
(や、やられる……! 今度こそッ……!)
極度の緊張に汗ばむ琴乃の白い肉体から、ブラジャーから解き放たれた特大の爆乳から、濃厚なフェロモンがむわりと匂い立つ。白い柔肌を伝う汗は、凹凸の激しい彼女のボディラインをなぞるように滴っていた。
頭から爪先に至るまでの全ての肌から汗が噴き出し、その汗の一滴一滴が琴乃の肉体を伝って行く。特にブラジャーから解放された二つの巨峰からは、その「内側」で熟成されていた女の芳香がむわっと立ち込めていた。
数多の困難を踏破して来た、白く肉感的な美脚からも。亜麻色の艶やかなロングヘアからも。汗がじっとりと染み込んだ赤いパンティからも、雄を誘う芳醇な匂いが滲み出ている。
それらの匂いは全て、琴乃の緊張と恐怖から生み出されたものだと、ツルク星人は理解していた。それ故に彼は琴乃を嘲笑うかのように
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