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神々の塔
第二話 冒険の準備その五

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「一度に収められるから」
「そう思ったんやな」
「便利な袋よ」
「小さくした道具をね」
「さらに幾らでも貰えるから」
「それじゃあね」
 それならというのだ。
「もうよ」
「四次元ポケットやな」
「いや、あの漫画はね」
「色々ためになるわ」
「そうね、この世界でも」
 アレンカールはさらに話した。
「それに近い様な」
「道具があるし」
「また発明のヒントにもね」
 これにもというのだ。
「なってるわね」
「そやな」
「あたい達にとっても」
「そう考えるとな」
「あの漫画は偉大よ」
「ほんまにな」
「それな」
 メルヴィルも言ってきた。
「あの漫画がわし等に教えてくれることはな」
「滅茶苦茶多いわよね」
「ああ」
 アレンカールにその通りだと答えた。
「わしも思うわ」
「そうよね」
「作者さんも偉大や」
「藤子不二雄先生もね」
「ほんま思うわ、別の世界に来てもな」
「多くのヒントを与えてくれるから」
「偉大やしかしよお言うたもんや」
 メルヴィルはこうも言った。
「SFとは何か」
「少し不思議ね」
「それな、いい言葉や」 
 魯もそれはと言う、話をしながらも旅支度は順調に進んでいて持っていくもののチェックもしている。
「ほんまな」
「一見英語に日本語を合わせたね」
「変な語呂合わせと思ったら」
「これがね」
「その通りやな」
「絶対にこんなこと出来ないと思っても」 
 創作の中だけと思っていると、というのだ。
「これがね」
「違ってな」
「実現出来るのよ」
「その少しをな」
 この部分をというのだ。
「どないしたら実現出来るか」
「そう考えて工夫したら」
「不思議でなくなるわ」
「現実のものになるわ」
「その通りやな」
「考えてみればエジソンの発明もね」
 彼のそれもというのだ。
「少しよ」
「その不思議をな」
「どうしたら実現出来るか」
「それを考えてな」
「実現していったものね」
「そう考えるとな」
 施は言った。
「あの漫画の科学の道具もや」
「実現出来るわ」
「そやな」
「殆どのものがね」
「それを今の科学で出来る出来へん言うのは」
 羅は考える顔で話した。
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