第二章
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「ここは僕達の場所だ!」
「やらせないわ!」
「今までここで皆で頑張ってきたんだ!」
「映画村を壊させないわ!」
お客さんそして警察や自衛隊の人達と一緒に何とか頑張ろうとします、映画村のスタッフの人達も出て来てです。
皆一丸となってその場所を守ろうとします、そして何としても博士を退けようと決意したまさにその時でした。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
「!この笑い声は!」
「間違いない!」
「他に誰が出すのよ!」
笑い声は日本橋の方からでした、見ればです。
橋の一番上の真ん中の部分にです、黄金バットが立っていました。いつも通り裏地が真っ赤な黒いマントをたなびかせ両手を腰にやって高笑いをしています。
黄金バットは高笑いの後で、でした。
颯爽と空に舞い博士が乗る円盤に対して右手に持って突き出したステッキの宝石の部分からです。
白銀に輝くビームを出しました、それも何度も何度もです。そうして攻撃を仕掛けます。
博士は円盤を必死に動かして避けます、ですが遂にそのビームが右の頬をかすめてでした。博士は悔しそうに言いました。
「これ以上は無理か、退くとしよう」
「博士が去るぞ」
「映画村から退くぞ」
「映画村は守られたんだ」
「君達のこの場所を想う気持ちが黄金バットを呼んだか」
博士は退散しつつ言いました。
「こうなっては私の負けだ、またあらためて君達の前に出よう」
「そうか、僕達が映画村を守るうと思って」
「そして一致団結したからか」
「黄金バットが来てくれたんだ」
「私達の気持ちを知って」
見れば黄金バットはもういません、博士が退散したのを見て自分も去った様です。
ですがそれでもです、皆黄金バットに心から感謝しました。
「黄金バット今回も有り難う」
「私達の気持ちに応えてくれて有り難う」
「来てくれて有り難う」
自分達の気持ちを知って来てくれた彼に感謝するのでした、そして映画村はまた皆が撮影をして楽しく遊んで過ごす場所に戻ったのでした。
黄金バット 第四十八話 完
2022・12・7
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