暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D〜赤龍帝と覇龍〜
第三話

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翌朝、イッセーは寒気を覚えるくらいハイテンションで

「俺、彼女が出来ましたっ!」

と、話しかけてきた。名前は天野夕麻と言うらしい。
しかしそれを聞いた元浜達はありったけの罵声を泣きながら放っていた…いや、せめて皮肉っぽくでもいいから祝ってやれよ

「ま、性欲のはけ口にしないことを祈ってるよ? 彼女、おめっとさん。大切にしてやれよ?」

「俺は外道になったつもりはねぇ!まぁ、ありがとな!」

俺が応援してやると、イッセーは満面の笑みを浮かべていた
ホント、この後に面倒事が起きなきゃいいんだけどねぇ〜



「さて、夕麻の本性は誠か偽りか……」

まるで何かのナレーションのような口調で呟く

「しっかしあの夕麻って子、どっかで見たことある気がするんだよな」

今日の帰り際に挨拶をした程度だが、合った。しかしそれからと言うもの、胸の奥に何かが引っかかるような感じがして止まない

「んあー、止め!これ以上考えても無駄」

これ以上思考を回すのが面倒なわけではないのであしからず。

「さーてと、今日は何を作りますかねぇ〜」

先程の思考を一時放棄し、夕飯のメニューを考えはじめた

一方その頃――

「デ、デートォ!?」

「う、うん、ダメ…かな?」

「いやいやそんなことはないよ!それで、いつ行こうか?」

「今度の日曜日がいいんだけど、空いてる?」

「うん、大丈夫だよ!」

「良かった…それじゃ、今度の日曜日にね」

「うん。じゃあまた!」

「イッセー君、デート楽しみにしてるからね!」

天野夕麻は、イッセーとデートの約束をすると嬉しそうに走り去って行った



翌日、イッセーはチョイとドヤ顔混ざりの笑顔で今度の日曜にデートをすることを報告してきた

「おぉそうか、人生初デートか。頑張れよ」

「ああ!夕麻ちゃんを楽しませてくるよ!」

以前から気になっていたが、デートか…丁度良いな

イッセー、悪いがそのデートの結末まで見させてもらうからな



そして日曜日
俺は普段出かけるときと変わらない服装で街へ来ていた。
バレるんじゃないかと思う方もいると思うが、かえって変に着込んだほうが怪しまれるからこっちの方が良い
そこに――

「イッセー君!」

「あ、おはよう夕麻ちゃん!」

「ごめんね、待った?」

「全然、今来たところだよ」

イッセーカップル到着…さてと、始めますか。白か黒か……
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