第五十九話 夏の盛りでその九
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「ずっと革靴履いてたりとか」
「革靴って通気性悪いからね」
「だからずっと履いてるとね」
「なるのよね」
「それかずっと足を洗ってないと」
「なるわね」
「こちらもね」
水虫もというのだ。
「不潔だったらよ」
「なるものね」
「だから」
それでというのだ。
「インキンも水虫もね」
「不潔だからなるのね」
「革靴をずっと履くなら」
それならというのだ。
「時々脱いでね」
「足を乾かすことね」
「素足になって」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「いや、どっちもなりたくないわね」
インキンにも水虫にもとだ、理虹は焼きそばを焼きながら話した。
「本当に」
「なったら痒くてね」
「治りにくいのよね」
「そうみたいね」
「だったらね」
それならとだ、理虹は一華に話した。
「なりたくないわよ」
「そうよね」
「確かに変な男はそうだって言ってね」
「去らせるにはいいけれど」
「実際になるのはね」
それはというのだ。
「お断りよ」
「進んでなるものじゃないわね」
「絶対にね」
「それはね」
「店長さん美人でスタイルエロいけれど」
一華はビーチで元気よくシャツを脱いだ彼女を見た、すると見事な胸とそれを覆う黒ビキニが勢いよく出て来た。
「それでもね」
「インキンだったらね」
「引くわね」
「絶対にね」
「あれだけの美人さんでね」
「我儘ボディでもね」
そうであってもとだ、理虹も店長を見て話した。
「本当にね」
「近寄れないわね」
「本当だったら」
「そう、本当なならね」
「私達は知ってるけれど」
真相、それとをいうのだ。
「けれどね」
「知らなかったらね」
「もうそう聞いたら」
店長がインキンだとだ。
「確かにね」
「誰も避けるわね」
「スケベな男はね」
「そうよね」
こうした話をだった。
店長を見つつしながら店の仕事をしてだった。
五人は休憩時間になるとそれぞれ水着になって遊びに行こうとしたが入れ替わりに店に来た店長にだった。
五人は即座にどうかという顔になった、それで彼女に言った。
「あの、流石にです」
「下ビキニのままはまずいですよ」
「そこにエプロン着けても」
「後ろからじゃ丸見えですし」
店を出る時と同じく上はティーシャツ下は黒ビキニの彼女に言った。
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