スーパーロボット大戦OGs
0051話
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作では弾数も多く、地形適応もオールAで改造費用も安いというもの凄く優秀な武器だったりする。
「うわああぁぁぁぁ」
牽制の銃撃とは言え、本来はPT等の人型兵器に撃ち込む為のものだ。それが人間に向けられ撃ち込まれたのだから、現場で悲鳴が上がるのもおかしくはない。
「W17、俺は81式PTキャリアを奪取する。お前は金を回収してからもう1台の81式PTキャリアを奪い取れ」
「はっ!」
ラミアの声を聞きながら、M950マシンガンの弾着によって起きた土煙に紛れ81式PTキャリアに近づく。
空間倉庫からスライムの触手を伸ばし、81式PTキャリアの中を索敵。
「よし、運転手1人のみ。しかも混乱中か。ありがたい」
ドアの近くまで移動し、スライムでドアを切断。
「な、何だ!?」
襲撃されている状況で危機感の足りない運転手が突然切断されたドアから顔を出した瞬間、額へと銃弾を撃ち込んで永遠に眠らせてやる。
ちなみにスライムで殺さなかったのは、斬殺すると血で運転席が汚れる為だ。
これから運転するのは俺なのだから、わざわざ血で汚れた運転席で運転なんてしたくない。
そのまま死体を地面へと放り出し、81式PTキャリアの運転席へと潜り込む。
ちらりと正面を見ると、ラミアが素早い動きで金の入ったカバンを奪取し、もう1台の81式PTキャリアへと向かっていた。
「よし、かかった!」
81式PTキャリアのエンジンが始動し、アクセルを目一杯踏み込む。
心臓に火をいれられた81式PTキャリアは取引現場で突然起こった事態に右往左往している者達を無視し、この場で唯一こちらを追跡可能になると思われる高級車を踏み潰しながら走り去る。PTを運搬する為の81式PTキャリアだ。防弾性能がある車だろうとなんだろうと関係なく踏みつぶす事が可能だ。
「W17、そっちは?」
ボディスーツから通信機を取り出し、ラミアへと通信を送る。
現金が入っていると思われるカバンを奪ったのは見ていたから、後は81式PTキャリアの奪取が上手くいったかどうかだが。
「隊長、こちらは問題ありません。このまま指定の場所まで移動します。追跡に関しては偵察仕様のW3で警戒に当たらせます」
「分かった。じゃあさっさと家に帰るとするか」
「家ではなくてギャンランドですが」
「物の例えって奴だよ」
軽口を叩きながら運転する事約1時間。心配していた追っ手等も特に無く、81式PTキャリア2台は無事目的のポイント、海岸へと辿り着いた。
「クラル。聞こえるか? こちらは任務成功。無事到着した。ステルス・シェードを解除して格納庫を開けてくれ」
ここにいる筈のギャンランドへと通信を送ると、すぐにステルス・シェードが解除され平
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