第六幕その十
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「先生、何かあったら任せて」
「僕達は先生の味方だよ」
「何時でも一緒よ」
「何があっても先生の味方だから」
「最後の最後までね」
こう言うのでした、そしてです。
皆は先生がカレーを完食した時に言いました。
「おかわりする?」
「もう一杯食べる?」
「そうする?」
「うん、頼むよ」
先生は皆に笑顔で応えてお皿を差し出しました、そうしてカレーをまた食べます。そのうえでこうも言いました。
「川魚も茸も山菜もだよ」
「美味しいよね」
「こうしたカレーも」
「川魚や山の幸を使っても」
「それでもね」
「そうだね、カレーはどんな食材も美味しくしてくれるよ」
先生は笑顔で言いました。
「本当にね」
「全くだね」
「カレーは魔法の食べものだよ」
「本当にどんな食材でも美味しくするから」
「素敵なお料理だね」
「そうだね、お酒とは合わないけれど」
それでもと言う先生でした。
「どんな食材でも美味しくするからね」
「牛肉も豚肉も鶏肉も」
「シーフードでもね」
「勿論お野菜もそうだし」
「ソーセージでもいいし」
「ハンバーグやカツやフライでもいいしね」
「うん、カツカレーなんてね」
先生はこのカレーのお話もしました。
「物凄く美味しいね」
「全くだよ」
「ご飯にカツレツを添えてその上にカレールーをかけて食べる」
「それがいいよね」
「凄く美味しいよね」
「あのカレーもね」
「むしろカレーに合わないものは何か」
先生は笑ってお話しました。
「一体ね」
「ないよね」
「それこそね」
「カレーでも美味しくならない食材なんて」
「他にないよ」
「僕も想像がつかないよ、蛸や烏賊とかね」
シーフードの中のそういったものも出しました。
「イギリスでは食べないものも合うね」
「イギリスで烏賊や蛸ってね」
「本当に食べないからね」
「悪魔だとか言う位で」
「モンスター扱いもするし」
「その烏賊や蛸もだよ」
まさにというのです。
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