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あいらぶらざー!
発見する姉
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きは最後まで聞けなかった。



何度も何度も通ったこの道。



一見草で覆われて見づらいけど、小さな崖がある。下は川。小さい頃は地面がもっとあると思って足を踏みだそうとしては、兄たちに怒られていた。たまに流されて兄にすくいあげられることもあった。



流石に、大きくなってからは勝手知ったりで、そんなバカをやろうとすることもなかったのだけれど、この時、あたしはそのことを完全に失念していた。人間追い詰められると冷静な思考もできなくなるものよね。



「…!」



ジャンにばれないように咄嗟に悲鳴を飲みこむだけの頭があったことは、褒めるべきところかしら。
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