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家がなくとも犬がいてくれて
第一章
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してというのだ。
「それで、です」
「ずっとホームレスとしてですね」
「家族もなく暮らしていて」 
「今はですね」
「はい、そうなって」
 癌になりというのだ。
「長くないです、ですが」
「その子はですね」
「はい、わしがいなくなった後どうなるか」
「任せて下さい」
 シェザーはハーバードに約束する様に話した。
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