第二部 1978年
影の政府
三界に家無し その1
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計画に賛成できぬ様子……」
「放っておけ。例え木原が何を企もうが、殿下を裏切るような真似はさせん」
と、言い終わると、窓の方に歩き出し、腕を組んで、黄昏るニューヨークの街を眺めた。
「分かりました。
殿下の素晴らしい妙案が円滑に実現できるよう、我が国に仇なす敵の排除、自分は命に代えて全うする所存です」
そう言い終わると、窓から身を鎧衣の方に向き直し、組んでいた腕を降ろす。
「良く言ってくれた。期待して居るぞ」
「木原には、つまらぬ考えを捨てる様、機を見て、自分が話しましょう。お任せを」
鎧衣は、そう告げると、再び深い会釈をして、その場を立ち去って行った。
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