第一話 衝撃の後でその十一
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「そやからな」
「それでやね」
「戦の時は絶対に避けようとな」
「その為に動いて」
「それで反対するけど」
戦にというのだ。
「逆に言うと戦をしたくないならな」
「ほんまに戦にならん様にしてくれるから」
「有り難いわ」
「こうした時は」
「そやから外務大臣にしたしな」
リーも言ってきた。
「平時は不要な争いの芽を摘んでくれる」
「それも全てやね」
綾乃はリーにも応えた。
「そうしてくれるさかい」
「平時はな」
「最高の外務大臣やね」
「戦時は戦時の外交があるさかいな」
シェリルは冷静に述べた。
「それやとね」
「その時はうちが宥めるさかい」
綾乃はここではこう述べた。
「カマンダ君を」
「そやから外相のままやな」
「やってもらってるねん」
「正直統一の戦の時彼に納得してもらうには苦労したわ」
アレンカールはかつて中南米そしてカマンダが所属していたアフリカの棟梁だったことから過去を思い出し苦笑いで述べた。
「今は戦をするしかないってね」
「お話してやね」
「何度も何度もお話して」
そうしてというのだ。
「納得してもらったわ」
「そやったんやね」
「ええ、今では懐かしい思い出やけど」
それでもと言うのだった。
「あの時は大変だったわ」
「まあ太宰達がおるさかい」
メルヴィルは笑って話した。
「安心出来るな」
「ああ、ほな行くか」
トウェインが続いた。
「今からな」
「神々の塔に行って」
羅も言った。
「そのうえで踏破や」
「そして力手に入れるで」
施も言うのだった。
「あの三人に勝てるだけのそれをな」
「そや、ほな今から行こか」
中里は笑顔で大きな声で言った。
「神々の塔にな」
「出発の準備や」
芥川の声も今は明るかった。
「塔の冒険や」
「何枚階もあるな」
「それを踏破する為の冒険の準備を整えてな」
「そうしてやな」
「行くで、何万階もあるんや」
「神々の塔は」
「それだけにな」
中里にさらに話した。
「大冒険になるで」
「そやな、地下世界から地上に出てな」
中里も笑って応えた。
「そしてや」
「天界にまで続いてるな」
「とんでもない高さの塔やからな」
「踏破しようと思ったらな」
それこそというのだ。
「相当なや」
「大冒険になるな」
「塔の中にはちゃんと宿屋や道具屋とかもあってな」
「街もあるらしいな」
「途中幾つもな」
「それでモンスターとかもおってな」
「倒せば経験値とや」
それにというのだ。
「金もや」
「手に入るな」
「無論神々を倒してもな」
塔にいる彼等をというのだ。
「そうしてもや」
「経験値も金も手に入る」
「そやからその金でや」
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