第二章
[8]前話
「出会いを待っています」
「飼い主さんに出会えることを」
「それで家族に迎えられることを」
「そうですか」
「はい、幸せを待っています」
店員はこうも言った。
「そうした子達がここにはいます」
「そうなんですね」
「そして色々ありましたが」
その過去はというのだ。
「今はここにいます、私達が責任を持ってです」
「育てられているんですね」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「ご安心下さい、そして」
「そして?」
「何時でもいらして下さい」
公佳に微笑んで話した。
「家族に迎えることが出来なくても」
「実私ペット不可のマンションにいまして」
公佳は残念そうに答えた。
「ですから」
「それで、ですめ」
「家族には迎えられないですが」
「それでも構いません、何時でもです」
店員は自分のことを話した公佳に笑顔で応えた。
「来て皆と遊んで下さい」
「わかりました、では」
「何時でもいらして下さい」
こうした話をしてだった。
公佳は店に一時間半程留まってだった。
注文したコーヒーを飲み猫達と楽しく遊んだ、それからも度々店に来てそのうえで猫達と触れ合ったが。
その都度どの子が家族に迎えられたかを聞いて笑顔になった、何時しか猫達の幸せを聞く為に店に来る様になり。
そこから自分のツイッターで保護猫達の紹介をする様になった、彼女も出来るだけのことをして保護猫の活動をする様になった。保護猫カフェに来る様になって。
猫カフェの猫達 完
2023・1・22
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