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おぢばにおかえり
第七十二話 キャンバスライフその四十二

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「自分が」
「その通りよね」
「状況を改善する様にって」
「不平不満を持つ様な」
「苦しいって思う人はね」
 私は新一君にお話しました、ここで大学の正門を出てから神殿本部の前の黒門のところまで来ました。
 その黒門を潜ってから新一君に言いました。
「まだ楽だからよ」
「そう教えられますね」
「おみちだとね、本当に大変だとね」 
 そうした状況ならです。
「もうね」
「そんなこと考える暇もないっていいますね」
「不平不満を持つのもね」
「まだ楽だからですね」
「文句を言うなら」
 それならです。
「まずはね」
「自分が努力することですね」
「努力は種でね」
「種を捲くとですよね」
「それが実になるから」
 何時かはです。
「だからね」
「それで、ですね」
「そう、新一君もね」
「努力することですね」
「それも一生になるわ」
 私はこうも言いました。
「努力はね」
「種を捲くことはですね」
「それが次の人生にも影響するから」
「魂は生まれ変わっても続きますからね」
「そうよ、だからね」
「一生努力することですね」
「おみちでは七十過ぎてこれからだから」
 そう言われる人が本当にいます。
「だからね」
「僕もですね」
「これからよ、というかね」
「七十過ぎの人がそうなら」
「新一君なんて」
 それこそです。
「これからもこれから」
「まだまだ先ですね」
「そう、だからね」
 それでとお話しました、神殿本部に一緒に入りながら。
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