第八十二話 合宿を前にしてその八
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「そうした漫画も」
「それでよ」
「そうした漫画もですね」
「読んでいるわ」
「懐かしの漫画も」
「今の漫画もいいけれど」
それと共にというのだ。
「昔のね」
「懐かし漫画もですね」
「そっちもね」
「面白いですね」
「そうよ」
本当にというのだ。
「何かとウェブ漫画は有り難いわ」
「何かインターネットが出て」
そうなってとだ、咲は今思って述べた。
「漫画界さらによくなってません?」
「そうかもね、雑誌は売れなくなっても」
それでもというのだ。
「漫画の数と質はね」
「漫画家さんもですね」
「さらにね」
紙の媒体だけだった頃よりもというのだ。
「連載持てて」
「お仕事出来ますね」
「そうなって」
そしてというのだ。
「いいと思うわ」
「そうなんですね」
「それによ」
副部長はさらに話した。
「紙って再生でも木を使うでしょ」
「森林資源ですね」
「それを使うから」
だからだというのだ。
「ウエブだとね」
「それもなくて」
「環境的にもよ」
「いいんですね」
「そう言われてるし私もね」
副部長もというのだ。
「思うわ」
「そうですか」
「だからね」
「ウエブは本当にいいんですね」
「漫画家さんから見てもで」
「環境的にもで」
「本当にね」
あらゆる面から見てというのだ。
「ウエブ漫画はいいわ、ただ紙の雑誌じゃないことでね」
「それで、ですか」
「本屋さんでは売れないからね」
「雑誌って本屋さんにとって重要ですよね」
「もうあったら入った人が買うしね」
「その雑誌目的でお店に来る人もいますし」
咲も言った。
「その雑誌が売れないとなると」
「本屋さんは困るわね」
「最近本屋さん減ってますしね」
咲は昨今の世相の話もした。
「もうそれこそ」
「特に地方でね」
「ウエブ連載があって」
「情報だってね」
こちらのこともというのだ。
「ネットで手に入るから」
「そうした雑誌も買わなくなるんですね」
「観光とかファッションとかね」
「そういえば東京ウォーカーとかも」
「最近売れないそうね」
「そうみたいですね」
「そうした雑誌の情報がネットで手に入る様になったから」
だからだというのだ。
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