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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
二十二話〜契約
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んか……だけど、また一人で二人分を受け持ったら同じ結果になる可能性がある。だから……」
「それなら私もやるよ」
「フェイトちゃん………」


フェイトちゃんも名乗り出てくれた。


「これ以上はやてだけに負担はかけられないからね」
「そうか……ありがとうな」


笑顔でお礼を言ってくるはやてちゃん。


「じゃあ、始めようか」


短刀を受け取り、士郎君と向かい合う。


「真名解放ってどうやるの?」
「私にそれを刺して、魔力を込めて名を言うだけだ。だが、うまくいく可能性は低いぞ」
「それでも………やるよ」
「そうか」


私は士郎君の力になりたい。だから、きっと成功させてみせる!
そして私は士郎君の手の甲に短刀を突き立て、


「ルール、ブレイカー!!」


魔力を込めて言い放った。
短刀は光を出し、私の魔力を吸い上げていく。やがてそれが収まると……


「成功やな……令呪が消えた」


はやてちゃんのつぶやきに私が左手を見ると令呪が一画刻まれていた。


「これは………」
「どないした?」
「ステータスが上がっているようだ。それに……回路(パス)もいい感じだ。これなら余程のことがなければ投影にカートリッジを使う必要もないだろう」
「それはよかった…きゃ!?」


魔力をかなり持っていかれたからか、足がもつれて転びそうになった。が、


「大丈夫か?」


士郎君が先回りして受け止めてくれた。のだが………


周りから見れば抱き合っているように見える体制になってしまった。
士郎君を意識し始めたせいか顔が熱くなっていくのがわかる。


「おやおやぁ?お熱いですなぁお二人さん」


はやてちゃんがにやにやしながら言ってきたことでさらに顔が火照る。


「あまり茶化すな、なのはも魔力を消耗して………なのは?どうしたんだ?」


士郎君が反応のない私を心配したのか覗き込んできた。か、顔が近い!


「にゃにゃにゃにゃんでも!?」
「何でもなくはないだろう!とりあえず医務室だ!」
「ふぇ?えええええええええ!?」


お姫様抱っこで抱えられて連れて行かれてしまった。





side フェイト



「行っちゃった………」
「鈍感は罪やな……」
「はやて、どういうこと?」
「……そうやった。フェイトちゃんは女版士郎やったな………」


はやてが遠い目をしている。どうしたのだろうか……?


「面白そうだな、その話聞かせてくれよ」
「お、ランス気になる?ええよ。あれは小6の冬の事や……」


あの二人、当初の目的忘れてないかな?


「昔話は後にして、やっ
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