明かされた事実〜
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て、散った。
「・・・終わった・・・?」
キリトは剣を納め・・・倒れた。
「キリト君っ!」
アスナがキリトに駆け寄る。・・・あっちは任せるとして・・・
「・・・さて、と・・・」
俺は咲を見る。咲は俺を見るなりバツが悪そうに目を逸らし、頬を掻く。
「・・・色々聞きたいけど・・・場所を変える?」
「・・・ああ。そうしてくれ」
意識を取り戻したキリトに一言伝え、次の層の転移門のアクティベートはクラインに任せ・・・
「・・・どうする?俺の家に・・・」
「いや、亞莎にも聞いてもらった方がいいだろ?てなわけで俺の家に行くぞ」
俺達は自宅に戻り・・・
「・・・」
遅い。詠が咲を奧に連れていってからかなり経過していた。
「・・・ほら!諦めて早く出なさい!」
「だ、だけど・・・」
『もう覚悟を決めた方がいいッスよ・・・』
「うう〜・・・」
詠に引っ張られて出てきたのは・・・
「・・・誰?」
髪はアスナと同じ色で、腰までスラリと伸びている。服装はピンク基準のシャツとスカート。・・・顔を赤くして俯くのは・・・
「・・・俺だよ」
・・・親友だった。
「ほ、本当に咲さん・・・ですか?」
亞莎も同様が隠せずに唖然としていた。
「・・・まあ、ね」
咲がソファに座る。
「じゃあ、話すか。まず始めに・・・この世界の俺は・・・女だ」
「・・・」
「それでお姉ちゃん・・・アスナの妹なんだよ。しかも名前もサキはサキでも・・・早いに貴族の貴で早貴だ」
「・・・」
完全に唖然。アスナの・・・妹?女?
「んで・・・男装してた理由だけど・・・色々ある」
「・・・た、例えば?」
「実は・・・記憶同士の激突と言うか・・・二重人格って程じゃないんだけどな・・・」
「・・・ようは五十嵐 咲と結城 早貴の人格が上手く合わなかったのよ」
名字、結城だったのか。・・・て、合わなかった?
「そのせいで記憶が戻ってもしばらくは五十嵐 咲の人格じゃなかったのよ」
「・・・俺自身は頭がおかしくなったんじゃないかってスルーしててな・・・お姉ちゃんと同じステータスにしてたんだよ」
『それでオイラ達をドロップした時に、ようやく人格が安定したッス』
「つっても言うほど安定はしてなかったからな・・・色々やって“俺”を保つ方法を見つけたんだ」
「・・・それは?」
「思い込むこと」
「・・・は?」
「そこで男装なんだよ。今までと
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