明かされた事実〜
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キリトがグリームアイズの一撃をかわし、唖然とする。・・・いや、何より・・・男ではあり得ない・・・胸元の膨らみがある・・・え?
『・・・完了ッス』
「・・・ああ。久々に・・・行くぜ!」
再びアスナに一撃が迫る。・・・今度は俺もキリトも間に合わない・・・!
「下がって、お姉ちゃん!」
・・・いや、咲だ。咲がさっきとは比べ物にならないスピードでアスナを突き飛ばし、更に一撃もかわす。
「サキ・・・あなた・・・」
「・・・お姉ちゃん、ごめん。“わたし”は・・・もう隠せない。力を出さないで・・・目の前で人が死ぬのは嫌だから!」
咲は飛び上がり、グリームアイズの攻撃を避けながら突撃する。
「はぁっ!」
あのスピードはアスナにも劣らない。咲は顔を斬りつけ、更にグリームアイズにある蛇の尻尾を使って斜め下に落下しながら胴体を着る。
「そっ・・・らぁ!」
そして着地と同時に身を翻し、股下を潜り抜けるように足を斬る。
「すげ・・・」
だが、それでも足らない。・・・俺はキリトを見る。少しの攻防だけで俺達のHPバーも半分近く削られている。
「・・・ああ。十秒だけ・・・頼めるか?」
「・・・お任せ!」
俺はグリームアイズに向かって走る。
「咲!アスナ!クライン!十秒だけ持ちこたえるよ!」
グリームアイズの横薙ぎが迫る。俺は迷切を真上に投げ、スライディングして潜り抜け・・・擬音を掴む。
「・・・っ!」
曲刀ソードスキル《アッパースラッシュ》を使って飛び上がりながら擬音を手放し、迷切を左手に持ち、素早くクイックチェンジ・・・!そのまま一回転して一気に振り下ろす。
「《龍舞斬》!」
ズシャア!
落ちてきた擬音を手に取り、背後に跳ぶ。アスナ達もスキルで注意を惹き付け・・・
「いいぞ!!」
キリトの声を聞いて俺達は撤退する。
「イヤァァァ!!」
アスナの全力の突きがグリームアイズの一撃と弾き合う。
「スイッチ!!」
仰け反ったアスナの前にキリトが割り込み・・・背に新たに装備していた剣を掴み、“二刀”でソードスキルを発動する。しかもその剣は咲のと同じ形状だった。キリトはそのまま・・・全てを放出する。
「スターバースト・・・ストリーム・・・!!」
キリトは舞うように左右の剣を振り、突き、押していく。
「うおぉあああ!!」
更に加速。そのスピードは止まらない。
「・・・ぁぁぁあああああ!!」
そして・・・最後の一撃と思わしき十六撃目・・・それはグリームアイズの胸の中央を貫いた。
「ゴァァァアアアア!!」
グリームアイズが一際強く雄叫びを上げ・・・青い欠片となっ
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