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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百九十九話 すべてのはじまり
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『アイツ』はある男に出会った。そいつは自分のことを『断罪王』と名乗った」
「断罪王...!」
「ああ、断罪王は俺と『アイツ』と同じ国の出身だった。そして、俺達の国が一度秩序を失ったものの、徐々に秩序が戻りつつある事を聞いた断罪王は俺と『アイツ』にある力を授けた」
「まさか、その力が『狂撃波動』...!」
「その通りだ。そして断罪王から強制的に『狂撃波動』を授けられた俺と『アイツ』はその日から歳が取れなくなった。断罪王と名乗る男は自分の代わりに俺と『アイツ』に世界を監視してほしいと頼んできた」
「それってどういう意味?」
「どうやら、断罪王と名乗る男自身が今まで、世界中を旅して世界を監視していたらしいんだが、とりあえず飽きたから、その役目を俺と『アイツ』に無理やり押し付けたってことだ」
「なんか、それって得したのか損したのか、よくわからないですね...」
「そんで、その日、『アイツ』が『狂撃波動』で人類を滅亡させたいとか言い始めた。まぁ、長い間戦い続けてきたせいで、おかしくなっちまったんだろうな、仲間も大勢死んじゃったし」
「それで石間さんはどうしたんですか?」
「俺は当然、反対したよ。だって狂撃波動は人間を社会不適合者にしてしまうからな。仮に、この世界中の人間が社会不適合者になったら、みんな労働もせずに暴行・殺人・強奪を繰り返して人類は自滅してしまう。反対するに決まってるだろ!それで俺の意見を聞いた『アイツ』はこう言ったんだ『ゲームをしよう』ってな」
「ゲーム?」
「簡単に言えば、『アイツ』が旅をしながら様々な人間に狂撃波動を放つ、そんで俺が『アイツ』に狂撃波動を撃たれて社会不適合者になっちまった人間を、自分の狂撃波動で正常に戻す。『アイツ』の狂撃波動でさっき言ったみたいに人類が自滅するか?それとも人類が自滅する前に俺があいつの狂撃波動で社会不適合者になっちまった人々を全員、正常に戻して人類を救うことができるか?つまりはそういうゲームだ」
「なるほど、じゃあ、その『アイツ』がきっかけで断罪王現象が発生して断罪者が生まれた、石間君は『アイツ』のせいで人類が自滅しないように、リンクマスターの仕事を続けているってことね」
「国内で狂撃波動が使えるリンクマスターが石間さんだけなのは、そういう事情があったんですね」
「正確には俺と『アイツ』の二人だ。そんで俺はさっき話したことを政府に説明して、政府にリンクマスターという職業を作ってもらった。各国のトップは『アイツ』がきっかけで起きた断罪王現象による人類の自滅を恐れ自分たちの国にリンクマスター協会を設立して、リンクマスターの職業を広めた。もちろん、俺達の国にもリンクマスター協会はあるわけだが。そんで今に至るわけだ」
「いまさらですが、石間さん、不老不死だったんですね...」
「不老だけど
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