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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百九十八話 伊倉アキオ その3
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潜入すると思いました?」
突然現れたアキオと床に転がる生徒の頭部に、先程まで話していた受付の事務員と周りのクラスメイト達が悲鳴を上げる。
「アキオ、お前もう、いじめ加害者を全員、殺しちまったのか?」
「もちろん、断罪者の僕なら、何人、人間を殺しても、この国の法律では死刑にできない、殺らなきゃ損ですよ」
奈良見が俺に涙目で訴えてくる。
「そんじゃあ、まぁ、もう手遅れってことで、石間さん、私もう帰っていいですか?」
「ダメに決まってんだろぉ!」
「だってアキオは、この短時間でたぶん十数人殺してるんですよ!私たちじゃ勝てっこないですよ!」
「アキオを殺せる方法が一つだけあるわ...」
女刑事・新田みくが拳銃の銃口を全身血まみれのアキオに向ける。
「おい!新田ァ!お前、それじゃあ約束が違うぞぉ!」
「でも、アキオは断罪者に覚醒したことで、身体能力が向上しているのよ...もうこれしか方法がないわ」
「お前がアキオを殺したら、今度はお前が人殺しになるんだぞ...!」
「そんなの関係ないわ、この国の法律は心神喪失状態の殺人犯に優しすぎるわ、この国の法律でコイツを死刑にできないなら、私がコイツを直接、死刑にするまでよ」
「刑事さんさァ...なんで僕をそこまでして殺したいわけ?」
「あんたに弟を殺されたからに決まってるでしょ!」
「ああ、新田って、なんだ刑事さん、新田のお姉さんだったのか、ひゃ〜そりゃ残念でしたァ〜ご愁傷様ァッ!でも悪いけどさァ、おめぇの弟が先に僕の服脱がしたり、僕の顔を殴ったりしてきわけだからさァ、ぶっちゃけ、こっちは正当防衛なんですよねぇ!だから僕に殺されても文句は言えせ〜ん!ヒャハッハッハッ!自業自得ゥッ!ヒャァオォォォッ?」
銃声が二度、校舎内に響き渡る。
新田の打った銃弾が、アキオの両手を貫いていた。
「これで、もうアンタは人を殺せない...」
次に新田は銃口をアキオの頭部に向ける。
「おい新田ァ!それぐらいにしとけぇ!」
「おいおいなんだよそれ...僕はいじめ被害者だぞ!なのになんでいじめ加害者の遺族に復讐されなきゃいないんだよ!ふざけんなァ!僕はいじめ被害者だ!僕は正義なんだよォッ!僕は自力で断罪者に覚醒した天才なんだよ!
「おい、アキオ、お前、なんか勘違いしてねぇか?」
「石間さ〜ん、そんなのどうでもいいんで早く僕のこと助けてくださいよォ!リンクマスターの仕事は断罪者を救うことじゃないんですかァ?」
「アキオ、お前は自力で断罪者に覚醒したんじゃない。お前が断罪者に覚醒したのは、お前が『アイツ』に狂撃波動を受けた影響だ、だからお前は天才でも何でもない、お前は、『アイツ』の計画に必要な操り人形に過ぎない...」
「そんなァ!嘘だァ!」
「ちょっと待ってくださいよ、石間さん、断罪王現象は自然災害だ
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