スーパーロボット大戦OGs
0050話
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器の実践テストや戦いを長引かせて死の商人としての利を狙っていたのだろうが。それでも補給があるのはありがたい。
「ふむ、それは確かに可能かもしれないな。候補としてはイスルギ重工にフレモント・インダストリー社、Z&Rといった所か」
マオ社は外すか。まぁ、しょうがない。あそこの社長であるリン・マオは平地に乱を起こすのを望まないだろう。主力量産機が量産型ゲシュペンストMk-Uやエルアインスである以上出来れば協力が欲しかったんだが。
「後は、そうだな。この腐敗した世界にもまだまともな政治家はいる。そいつらに後ろ盾になって貰うか」
「誰かいるのか?」
ヴィンデルから出た言葉に多少驚く。まともな政治家と言われると、ブライアン・ミッドグリッドくらいしか思い浮かばない。しかしこちらもマオ社と同様の理由でこちらに手を貸す事はないだろう。
待て。ブライアン・ミッドグリッド?
その名前から連想されたのは、政界の魔術師と呼ばれている男の姿だった。
「グラスマン・グライエンだ。以前に何度か面識がある。彼の望みは私達と多少違うかもしれないが、途中までの道のりは同じだ。それに彼の根回しの手腕は非常に頼りになる。また、タカ派の軍人を子飼いにしている事から補給という意味でもやりやすいだろう」
……予想通りの名前がヴィンデルの口から出てきた。しかし子飼いの軍人ってもしかしてケネス・ギャレットか? あの態度やプライドだけ高くて、能力的には頑張って三流のグラサンタコと手を組めというのはちょっときついぞ。
「その軍人は使えるのか?」
「グライエン程の男の子飼いだ。それなりに使えるとは思うが、どうせ利用して、利用される関係。そこまで心配する必要は無いだろう」
カールじゃないが、嫉妬でこちらの行動を邪魔してくるような気もするが。他に手が無い以上しょうがないな。その時はその時で対応するしかないか。
っと、カールで思い出した。
「キロノ大尉以下、ブラックバード中隊はどうするんだ? 連邦に対して反乱を起こすとなると、このまま俺達の部隊に組み込んでもいいのか?」
「その辺は私が後で説得しよう。アクセル、レモンもそれぞれの部下である特殊処理班、技術班の面々に対する説得を頼む」
「ええ、分かったわ」
「こっちも了解だ」
特殊処理班に関しては、元々配属されたのが軍人としての枠に嵌らないパイロットが多かったので特に問題は無いと思われる。
だが、技術班はどうだろうな。基本的に技術馬鹿や研究馬鹿のような者が多いからもしかしたら何人か抜ける可能性もある。
「ヴィンデル、俺達に付いてこれないという奴はどうする?」
「ふむ、そうだな。私達の事を上層部に報告されても面倒だし、だからと言ってここまで一緒にやってきた相手を口封じという
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