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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
第8章
8-1

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 私も大学の授業が始まって、といっても、又、半分以上はオンラインのままだったけど、土曜日の朝、いつものように灯ちゃんが来た時

「灯ちゃん ありがとうね 璃々香ちゃんと茉莉ちゃんに 声掛けてくれて」

「ううん でも 残念だったわー バドミントンやりたいって あの子 璃々香ちゃんのほう 碧の好みのタイプみたいだったわネ」

「そんなことないと思うけどなー 私は 灯ちゃんのほうが明るくて・・」

「いいの! あいつ 春休みにもデートにも誘ってくれなくて 私は好みに合わないんだよ もう いいの! 友達のまんまネ」

 その時、碧が出てきて

「なんの話? デートって? 灯 誰かと、デートするんか?」

「バッカじゃないの! ほらっ いくよ 無神経男!」

 二人は、出て行ったけど、私には、あの二人はお似合いなんだけどなーと思っていた、お互い言いたいこと言って、灯ちゃんのほうはちゃんと碧のことを受け止めていてくれている。だから、私は迷っていた。碧に璃々香ちゃんとのこと話していいのかどうか。それに、璃々香ちゃんに会わせた時、あのナンパ男だと知ったら、彼女は固まってしまうんじゃぁないかと・・。

 二人が帰ってきて、灯ちゃんがシャワーを浴びて、私とリビングでお茶を飲んでいると、シャワーを出てきた碧が

「おい 灯 パンツ 忘れてたぞ お前 こんな色気ないのん穿いてんのかー」と、ベージュ色のショーツを振り回しながら

「あっ やだー 返してよー 振り回してー いやらしいわねー 運動の時だけだからー 普段は‥違うよ・・もっと可愛いの・・」と、慌てて、取り返そうとしていたが

「お前 あそこ シミになってるぞ 漏らしたんか?」

「やだぁー 見たの? このー この変態野郎」

「オシッコ したかったんなら 我慢してないで、途中でも言えばいいじゃん バ〜カ」

「そんなんと 違うー バカはどっちよー」

 私は、碧の頭をコツンとして

「あんた もっと 女の子に気使わないと 璃々香ちゃんにも嫌われるよ」

「なんだぁー その 璃々香ちゃんてぇー ミィ姉 なんでよー」

「まぁね あんたの態度次第だって・・あの子だって 可哀そうよ」

「だからー なんなんだよー お姉様」

「ミミちゃん やっぱり そんな気がしてた あの子 碧のお気に入りなんだ」と、灯ちゃんが

「ごめんなさい 灯ちゃん 碧が勝手に思い込んでるみたいなの 憎らしい弟の為と思ってたんだけどネ」

 それで、璃々香ちゃんが一女に進学して、バドミントンを続けるってことも碧に話してしまったのだ。だけど、一緒に練習したいって言っていたことは灯ちゃんも居たので、まだ内緒にしていた。 
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