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私が好きになった人は・・だった そして、親友の女の子とも・・
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 春休みの間、私は、又、コウの実家に手伝いにいくことにしていた。今度は、宇都宮の駅までコウのお兄さんが迎えに来てくれていた。家に着いて

「莉子さん お久しぶりです また よろしくお願いします」

「ミミちゃん 少し 大人びた感じがするわね よろしくね」

 作業場には、莉子さんのお友達の妹さんで ますみさんって言う人が居て、クリスマス前から来ているということだった。そして、もう一人 紹介されて、高校の卒業式を終えて、勤めにきているという 舞佳ちゃん。少しポッチャリ気味なのだけど、まだ肌寒いのにジーンの短パンで元気そうな娘だった。

「ミミさん お茶の水なんだってね すごい」と、直ぐに舞佳ちゃんが言ってきたけど

「すごくないんだよ まだ、あんまり学校行けてないんだぁー 今年は、少し違うと思うけどー」

「そうそう この辺でも 大学通えなくてウロウロしてる人いるよ かわいそー」

「そうだよね 私なんて ここで社会勉強できるから 幸せなほうよ」

 そのうち、莉子さんに呼ばれて

「ミミちゃん あのね 私 赤ちゃん出来たの 10月生まれる」

「えっ そうなんですか おめでとうございます お身体大切にしなきゃー」

「えぇ だから 舞佳ちゃんにも来てもらったの よく働くしいい子よ だけど 男の子に愛想ふりまいてるからーぁ 付き合い激しいみたいなのよ ミミちゃんも 誘われたら気をつけてネ」

「ふ〜ん 明るそうなのにネ わッかりました」

 早速、その日の仕事が終わろうかという時、舞佳ちゃんが

「ねぇ ミミちゃん この後、遊びに行こうよ? 男の子が車で迎えに来るんだぁー お披露目したい 可愛いんだものー」

「えー 遠慮しとくわ お母さん達の夕ご飯作んなきゃーなんないの」

「そんなことしてるン?」

「ウン 居候させてもらってるからネ ごめんネ」

 仕事を終えた後、表を見ると品の悪そうな男達が3人、車で舞佳ちゃんを待っていたみたい。じょーだんじゃぁないわよ、あんなのと遊びになんていけないわよと、私は、そっちを見ないようにして、逃げるように母屋に駆け込んで行った。 


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