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DQ3 そして現実へ…〜もう一人の転生者(別視点)
間違った温泉の利用法
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けば問題ないんだよ!ワザワザ男女を分け隔てたって事は、覗くスリルを味わってくれって意味だろうに!』
何でそう言う思考に達するのか解らない…
これ以上の会話は無意味だろう…
永遠に交わる事のない主義主張だ!
そんな事があった為、マイラ中の人々が私達の事を知っている。
そして漏れなく言ってくるのが先程の道具屋主人の台詞と同じ言葉だ。
『
家
(
ウチ
)
の壁を壊さんでくれよ…隣に美女が居ても!』って感じの。
最初の内は、お兄ちゃんは元よりラン君ですら何も言えず俯き黙って居たのだが…
「あはははは、大丈夫だよ!そんな絶世の美女は身内にしか居ない!壁壊す程価値のある女なんか、ここには居ないよ!(笑)」
と、最大の首謀者が反省することなく、自身の妻(愛人)自慢へと変換させる為、残りの男共もそれに味を占めたのだ。
言い返された村人は苦笑い…
全然反省してないんだなって、納得しちゃってますよ。
でも…自慢される彼女としては悪い気はしない。
「さて…そう言えば、温泉の南に笛が埋まってるって話だったよね?探してみようか!」
色々と騒動があった為、すっかり忘れてたその情報。
お父さんのお陰で思い出す事が出来ました…ってか、騒動の原因はお父さんじゃん!
「そうですね…アスカリーさんの話では、それがルビス様の封印を解く『妖精の笛』のはずですからね」
今朝から営業を再開させた温泉の裏手を進みながら、探すべきであろう場所を眺めお父さんに話しかけるアルルさん。
「う〜ん…どこら辺でしょうか?」
「さぁ?全部掘り返してみればティミー。泥だらけになって笛を見つけて、アルルに向かって『ワイルドだろ〜?』とか言ってみれば面白いよ」
「相変わらず貴方の言っている事の意味が分かりません!」
思わず吹き出しそうになった私…
笑ってしまえばまた面倒な質問をされそうなので、グッと笑いを堪え歯を食いしばります。
でもこれ以上馬鹿話を続けさせるわけにも行かないので…
「何も全部掘り返さなくても、レミラーマを使っていただければ早いのでは?」
「あぁ…流石マリーは賢いなぁ。じゃぁ父さん、お願いします」
「何…最近パパを顎で使う様になってきた?」
「えぇ…ワイルドだろ!」
「………言い方が違うから減点!(笑)………レミラーマ」
良いわね私の家族!
格好いいし面白いし…
ジャニ○ズなんて目じゃないんじゃないの?
素敵家族に見とれていると、魔法の光で示された場所を掘り返し、泥まみれの笛を見つけ出すお父さん。
「本当にあんなどうでも良さそうな情報が、貴重なアイテムへ導くなんて……」
私も前世情報がなかったら、アルルさんと同じ事を言ってたでしょうね。
「でも泥だらけだな…こんな笛は吹きたくないよ
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