第五十三話 夏祭りその十一
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「そうよね」
「だからよ」
「下着は見せたら」
「もうね」
「使って下さいって言うものね」
「水着とか半ズボンでもそうなるのに」
「下着見せたら」
その時はとだ、一華は眉を曇らせて述べた。
「それこそ」
「色々な男の子達によ」
「頭の中でもっともあられもない姿にさせられて」
「いやらしい言葉も言わされてよ」
「使われるのね」
「そうなるわよ」
理虹も確かな声で言った。
「間違いなくね」
「そうなるのね」
「まあアイドルの人達だと」
「そうなることも必須ね」
「そうよ、けどね」
「私達アイドルじゃないし」
「その覚悟ないでしょ」
自分達にはというのだ。
「そうでしょ」
「流石にね」
一華もそれはと答えた。
「やっぱり」
「だったらよ」
それならと言うのだった。
「気をつけないとね」
「使われない為には」
「十代の男の子はね」
「頭の中そういうこと一杯で」
「それでよ」
その為にというのだ。
「見せるとね」
「使われるのね」
「一学期の水着の時もそれで見られてたの確実だし」
「あの時やけに見られたわね」
「それでよ」
合宿の時もというのだ。
「注意してね」
「やっていくことね」
「そうすべきね、冷静に考えると」
「浴衣の下はね」
「旅館の時はシャツまで着て」
「夏祭りの時はね」
その時も浴衣だが、というのだ。同じ浴衣でも旅館のそれとは違うまさに祭りに出る時の見事なものの場合もだ。
「半ズボンかスパッツね」
「それ穿いてね」
「ラインは出ない様にする」
「そうしてよ」
そのうえでというのだ。
「やっていくことよ」
「見えない為に」
「そして使われない為にね」
「ショーツのラインが出ても」
「それフェチの子もいるらしいわ」
「そうなのね」
「そうした子対策でしかも恥ずかしいから」
ラインが見えるとどうしてもというのだ。
「やっぱりね」
「そこはなのね」
「ちゃんとして」
そうしてというのだ。
「やっていこう」
「ガードのことも」
「私も今は確かに思うわ」
「それじゃあね」
「私もガード固めるわ」
「合宿の時は」
「そうよ、それでね」
そのうえでというのだ。
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