第六百八十一話 料理チャンネルその十二
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「空気とか透明とか」
「影が薄いとか」
「そう言われてきてるのよ」
「今お話している通りにね」
「そのことを今お話して」
「動画もやっていってるしね」
「そう考えたら」
それならというのだ。
「やっぱりね」
「ゲッペルスみたいな人がだね」
「カナダには必要よ」
「その通りだね」
「宣伝の天才がいてくれたら」
そのゲッペルスの様にだ、兎角ゲッペルスはこの時代でも宣伝の天才であったと言われ続けている。
「どれだけ助かるか」
「カナダにとってね」
「ううん、カナダも宣伝省持ったらどうかな」
トムは考えて述べた。
「ナチスみたいに」
「名前が駄目でしょ」
メアリーは即座にそこに駄目出しをつけた。
「宣伝省って」
「そのままナチスだから」
「そう、だから名前はね」
「変えないと駄目なんだ」
「広報とかね」
その様にというのだ。
「しないとね」
「それだと企業みたいだね」
「けれど宣伝省だとね」
この名前のままだというのだ。
「やっぱりね」
「ナチスを連想するから」
「駄目よ、エウロパも総統だからね」
国家元首の称号がというのだ。
「物凄くイメージ悪いでしょ」
「大統領よりも遥かに」
トムもその通りだと答えた。
「実際にね」
「名前ってここでも大事なのよ」
「総統なんてそのままナチスだしね」
「ヒトラーでしょ」
「そうだよね」
これは大統領と首相を合わせた称号である、尚ヒトラーは自殺する間際総統に海軍長官デーニッツを任命し首相はゲッペルスをそうしている。
「まさに」
「それで尚更イメージ悪くて」
「嫌われてるね」
「そこまで大事なのよ」
名前はというのだ。
「それで宣伝省じゃなくて」
「広報省とかなんだ」
「そうなるかもね」
「ナチスの名前は駄目なんだね」
「いい感じしないでしょ」
ナチスというだけでというのだ。
「そうでしょ」
「それはね」
その通りだとだ、トムも答えた。
「総統もそうだし」
「宣伝省もね」
「滅茶苦茶イメージ悪いよ」
「黒い軍服はないけれどね」
親衛隊の軍服である、ただしそれは一九三五年辺りまでのことで以後はドイツ国防軍のジャーマングレーのものとなっていく。
「あとハーケンクロイツも」
「同じよね」
「もうナチスのものは」
「全部否定しないとね」
「そんな腐ったものだから」
「それでよ」
その為にというのだ。
「私もね」
「今言うんだね」
「そうよ、宣伝省って名前はね」
例えそうした仕事を行う省が出来たとしてもというのだ。
「ないと思うわ」
「あるとしたら広報省だね」
「そちらになるわ」
こう言ってそうしてだった。
三人でこれから視聴を伸ばすにはどうするかを話した
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