第六百八十一話 料理チャンネルその七
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「主人公なのに存在感ないとか」
「そう言われるキャラもいるわね」
「けれどカナダは」
「常に脇役扱いでね」
連合の中でというのだ。
「そのうえでよ」
「存在感がないね」
「だから透明とか言われるのよ」
「影が薄いどころか影がないとか」
「そう言われるのよ」
「悲しいね」
「ええ、幾ら何でも赤毛のアンが間違えられるのは」
このことはというのだ。
「作者さんも天国で怒るわ」
「モンゴメリーもね」
「しかもシリーズだってことも知られてないし」
「娘さんまでお話が続くね」
リラという、アンはギルバートと結ばれ医者となった夫を支えつつ成長し娘も授かっていくのだ。まさにアンの一代記なのだ。
「長いお話ってこともね」
「知られてないし」
「全く以てよ」
「カナダはね」
「カナダのヒーローもいないし」
そうした存在もというのだ。
「連合でメジャーなキャラは」
「そういえばいないね」
シッドも応えた。
「スーパーマンみたいなのは」
「日本多いわよね」
「特撮の国だからね」
「それでね」
「もうウルトラマンに仮面ライダーに戦隊に」
どれもこの時代でも健在である。
「他にもあったわね」
「牙狼もあるよ」
シッドはこのヒーローの名前を出した。
「あれもね」
「恰好いいわね」
「内容はダークだけれど」
他の特撮に比べてだ、このシリーズの特徴でもある。
「けれどね」
「日本のヒーローよね」
「そうだよ」
このことは紛れもない事実だというのだ。
「本当に」
「日本はそれだけいるのに」
「カナダはね」
「連合でメジャーとなると」
「いないね」
「そうなのよね、けれど宣伝したら」
ヒーローもというのだ。
「絶対によ」
「メジャーになるね」
「マイナーでもね」
今はそうでもというのだ。
「宣伝次第でよ」
「メジャーになれるね」
「空気とか言われても」
「今はそうでも」
「本当に宣伝次第でよ」
「有名になれて」
「目立てるのよ、だからやっていきましょう」
自分達もというのだ。
「これからね」
「そうだね」
「こつこつやっていこう」
トムだけでなくシッドも言った、そうしてだった。
さんにんで料理チャンネルを続けていった、すると。
少しずつだが視聴者も増えてだった。
「登録者百人超えたね」
「そうだね」
シッドはトムと共にスマートフォンを観つつ話した。
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