第五十二話 体力があるのでその七
[8]前話 [2]次話
「その成海さんが第一になって」
「思い浮かべる姿もなの」
「その成海さんよ」
「そうなるのね」
「だからね」
妹はさらに話した。
「想像出来ないって言っても」
「実際そうなったら」
「もうね」
それこそというのだ。
「それが第一になるのよ」
「そうなのね」
「そう思うわ」
実際にというのだ。
「私はね」
「そうね、言われてみればね」
理虹は実加の話を聞いて頷いた。
「そうしたものね」
「そうでしょ」
「納得したわ、しかしあんたも今から頑張って」
「冬までそうしてね」
「普通科行くのね」
「そうするわ。健康にも気をつけてね」
そうしてというのだ。
「やっていくわ」
「特に受験直前気をつけてね」
「健康にはね」
「冬だしね」
「身体冷えてね」
「そうした時が一番危ないから」
身体を壊しやすいというのだ。
「だからよ」
「健康管理にはなのね」
「特にね」
その時期はというのだ。
「気をつけてね」
「そうするわ」
妹もそれはと頷いた、そうしてだった。
窓の外を見た、今は夜だった。その夜空を見てそのうえで姉に対して少し考える顔になって言った。
「ちょっと前まで夕方だったのに」
「もう夜ね」
「夏って夜は短いわね」
「秋から長くなるのよね」
「そうよね」
「もう五時になったら」
その時にはというのだ。
「夜よね」
「秋はね」
「それで冬はね」
「もうあっという間にね」
それこそというのだ。
「夜になるのよね」
「だから熟の帰りというかね」
「行く時にはね」
「もうそろそろね」
「暗くなるわね」
「そうなるのよね」
こう姉に話した。
「これが」
「気を付けなさいよ」
「夜道にはっていうのね」
「寒さとね」
それと共にというのだ。
「そしてね」
「そのうえでなの」
「そう、一人では出来るだけ歩かない」
夜道はというのだ。
「それでよ」
「変なところにも行かない」
「人気の多いところを歩いて」
そうしてというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ