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 妖精さんは灰色の騎士さんを(性的に)襲う事を決意したそうです。
灰色の騎士さんは元死線のメイドさんと浮気エッチしちゃうそうです。
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よね」


 シャロンさんはかつて暗殺者としてアリサのお父さんの命を奪った。実際はもっと複雑な話なんだけど彼女はそのことをとても気にしていた。


 だから俺達と敵対したのもアリサに自身を裁いてほしかったからなのかもしれない。


 でも俺はアリサの為に、そしてシャロンさんのために必死で彼女を説得した。戦う度にシャロンさんに声をかけて戻ってきてほしいと必死に訴えた。


「黒のアルベリヒに対してリィン様が「シャロンさんはお前なんかに渡さない!シャロンさんを返せ!」と啖呵を切られた時は心が震えました。そして貴方は私を連れ戻してくれた。貴方がいなかったら私はお嬢様に一生消えない傷を残してしまっていました。だから本当に感謝しているのです」
「シャロンさん……」
「リィン様、私はあなたを愛しています。でも貴方にはお嬢様がいる……だから今夜だけでいいんです、私に思い出をください……」
 

 シャロンさんはそう言って俺の胸にそっと寄り添ってきた。


「シャロンさん、俺は……」
「分かっています、貴方にはお嬢様がいる……だから嫌なら私を拒絶してください。それでキッパリと貴方への想いを断ち切りますので……」
「……」


 俺はシャロンさんの肩を掴んで彼女を引き離した。


「シャロンさん、俺やっぱりアリサを裏切れません。こんな形で貴女と関係を作りたくない」
「……そうですか、なら私は」
「だからアリサに話しましょう。しっかり彼女にも伝えて3人で納得してから貴方を抱きたい」
「えっ……?」


 俺はシャロンさんの顔をまっすぐ見ながらそう答えた。


「俺がアリサを説得します。もしかしたら愛想をつかされて別れを言われるかもしれません。でも貴方の想いを知った以上このままにしておきたくはないんです!」
「リィン様……」
「俺にとってアリサが一番大切な人です!でもその次に大切なのは貴方なんです!だから俺もシャロンさんの想いに応えたい!」


 俺は最低だ、アリサと言う恋人がいながらシャロンさんを切り捨てられない、でももう無理だ、彼女の想いを知った今彼女を切り捨てることが出来ないんだ!


「情けないと言われてもいい!みっともないと言われてもいい!俺はアリサとシャロンさんが好きだ!だれにも渡したくない!俺だけのものにしたいんです!」
「……」


 俺は自身の想いをシャロンさんにぶつけた。男として最低な事を言ってるのは分かってる、でもどうしても止められなかった。


「……ふふっ、どうやらお嬢様の言ったとおりになりましたわ」
「えっ……?」
「ねっ、言ったでしょ?リィンなら私達を真剣に愛してくれるって」


 俺がシャロンさんの言葉に首を傾げていると背後から俺の知っ
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