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 妖精さんは灰色の騎士さんを(性的に)襲う事を決意したそうです。
灰色の騎士さんは元死線のメイドさんと浮気エッチしちゃうそうです。
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 さっきも日焼け止めを塗ってほしいと言われて背中に塗ったら色っぽい声を出したり、「胸もぬってくれませんか?」と言われてからかわれたし……


(まさか誘って来てるのか……まさかそんなわけないさ。シャロンさんはアリサを大事に想っていて俺とアリサが付き合ってるのを知ってるからな。そんな人じゃない、バカな考えは今すぐ捨てろ、俺!)


 シャロンさんの事を一瞬でも疑ってしまった事を恥じた俺はデートを楽しむことにした。


 その後俺達はビーチバレーをしたりスイカ割りをしたりとビーチでの遊びを満喫した。


 夕方になると遊園地の方に向かいみっしぃのパレードを見たり観覧車にのったりして楽しんだ。二人でクレープを食べさせ合ったりと最後の方は俺も吹っ切れて彼女のしたいようにさせていた。


「ふふっ、今日は楽しかったですわ。ディナーも美味しかったですし本当に素敵な思い出になりました」
「楽しんでいただけたなら良かったです。シャロンさんもリラックスできたみたいですしね」
「はい、可愛いリィン様の姿もたくさん見られて満足ですわ」
「あはは……」


 夜になり俺達は定期船に乗ってクロスベルに戻った。今は人気のない路地を歩いている。


 しかし今日は楽しかったな、今度はアリサを連れてきたいしまた計画を立てておくか。


「……リィン様、この後はどうなされますか?」
「えっ、帰る予定ですが……」
「ですがお嬢様とのデートならこの後はあそこに向かいますよね?」


 シャロンさんが指を刺したのはホテルだった。それも恋人が泊まるようなアッチ系の……


「ま、まあアリサとなら入りましたけど……」
「私とも入ってみませんか?」
「はぁ!?」


 車輪さんの提案に俺は思わずそう言ってしまった。いやだって……


「シャロンさん、その言葉の意味をわかっていってますか!?からかうのは止めてください!」
「冗談じゃありません、私は本気で言っています」
「シャ、シャロンさん……?」


 シャロンさんは真剣な表情でそう言った。


「私はラインフォルト家に使えるまでずっと闇の世界で生きてきました。暗殺者として生きてきた私にとって貴方は眩しすぎたんです」
「俺が眩しい?」
「貴方はいつだって誰かのために戦っていた、自分の事よりも他人の事ばかり気にかけていました。私からすれば理解のできない生き方だった、でもだからこそそんな貴方に惹かれていったのかもしれません」


 シャロンさん、俺の事を……


「リィン様がお嬢様と恋人になったと知った時はショックでしたが同時に嬉しくも思いました。貴方ならお嬢様を任せられると思い私は姿を消したのです」
「……それは相克の時の話です
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