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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第149話
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事情を察したリースとケビンは複雑そうな表情で呟き、二人の話を聞いたエレナは表情を引き攣らせながら言葉を濁し、フィーナは責めるような視線で、ノイはジト目でエイドスを見つめて指摘した。



「私が意図的に変身させている訳じゃありませんよ!?セプト=グリモアがあの姿に変身したのは彼らの”因果”が関係していますから、相手が彼らでなく別の相手なら別の姿に変身します!」

「”因果”……へえ?”至宝の成れの果て”だけあって、それぞれの”至宝”が関係している力を利用しているのかい、セプト=グリモアは。」

フィーナとノイの指摘に対して必死な様子で反論と共に説明をしたエイドスの話を聞いてある事に気づいたワジは興味ありげな表情で自身の推測を口にした。

「あら、中々鋭いですね。――――――ちなみに”変身する対象は人限定ではありませんよ?”」

ワジの推測に感心した様子で答えたエイドスが苦笑しながら呟いたその時蒼色に輝くセプト=グリモアが光を放つと何と”蒼の騎神”――――――オルディーネへと変身した。

「えええええええっ!?あ、あの”騎士人形”って……!」

「オルディーネだとっ!?」

「ま、まさか”騎神”にも変身するなんて………」

オルディーネの姿に変身したセプト=グリモアを目にしたエリオットは驚きの表情でクロウは血相を変えてそれぞれ声を上げ、トワが不安そうな表情で呟くと琥珀色に輝くセプト=グリモアは光を放ち、巨大な竜へと変身した。



「あれはまさか……”竜”……!?」

「オイオイ、勘弁してくれよ……”結社最強の執行者”に”鉄血の子供達(アイアンブリード)の筆頭”、”騎神”の次は”竜”でまだ変身していないのが3体残っているとか、俺達じゃどう考えても無理なレベルだろ……」

巨大な竜を目にしたメアリー教官は信じられない表情で声を上げ、マカロフ教官は疲れた表情で呟いた後厳しい表情でセプト=グリモア達を見回した。

「あんな化物、俺は今までやり合った事がない事からしてパイセン達がやり合った竜か……!?」

「いえ……あたし達も初めて目にする竜なんだけど……」

「気のせいかしら……?どこかで見た事があるような気がするんだけど……」

「ぼ、僕もです……」

「”竜”と言えば私達には何体か心当たりがありますけど……」

「レグナートやクーでもなければ、”真の姿”を解放したミントやツーヤの姿でもねぇな。」

「もしかしてツーヤちゃんの妹のセレーネちゃんが”真の姿”を解放した時の姿でしょうか……?」

「いえ……セレーネが”真の姿”を解放した時の姿を知っているサラ達も初めて見る様子もそうだけど、彼女はツーヤの双子の妹でもあるのだからツーヤが”真の姿”を解放した時の姿と全く似ていないの
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